ストーカーになりやすい人の性格的特徴
ストーカー被害に悩んでいませんか?
警視庁のストーカー事案の概況によると、令和元年のストーカー相談件数は1262件で前年比29.3%減少しているというデータが出ています。ストーカー規制法による検挙などの状況をみると令和元年は735件。過去3年間と比較しても同程度で、相談件数は減っていますが、ストーカー規制法による検挙などはあまり減っていないということが分かります。データ以上に実際ストーカー被害にあっている、あったことがあるという方も多くいるのではないでしょうか。今回はどんな人がストーカーになりやすいのかを知ることで、ストーカー被害にあう確率を下げていくことを目的として執筆していきます。
ストーカーになりやすい人の性格的傾向
自己中心的で共感能力が低い
ストーカー行為に走る人々の中には、自己中心的で他者の感情に対する共感能力が低い傾向があります。これらの人々は、自分の欲求や願望が最優先であり、相手の感情や意志を無視することがよくあります。このような性格の持ち主は、自分の思い通りに相手が動かないと、怒りや苛立ちを感じやすく、結果としてストーカー行為に発展することがあります。自己中心的な性格は、他人との健全な人間関係を築くのを難しくし、ストーカー行為に拍車をかける要因となります。
過去のトラウマや不安定な家庭環境
ストーカー行為をする人々の中には、過去にトラウマを経験したり、不安定な家庭環境で育ったりした背景がある場合もあります。これらの人々は、他者に対する強い依存心や支配欲を持ちやすく、相手をコントロールしようとする傾向があります。過去の経験が現在の行動に影響を及ぼし、特に人間関係において問題を引き起こすことがあります。これらの特徴を持つ人は、過去の傷を癒すことなく他者に執着する傾向があり、結果的にストーカー行為に走る可能性が高くなります。
警視庁のストーカー事案の概況によるデータ
警視庁のストーカー事案の概況によると、ストーカーの行為者には年齢と性別に特徴が現れていることが分かります。令和元年のストーカー行為者1262名において20代によるストーカー行為と30代によるストーカー行為が多いです。この2つの年代で半数以上占めています。ストーカー行為者と被害者との関係性では、50%以上が元交際相手であるというデータも出ています。さらに92%が面識のある人間がストーカーであったということも重要な点でしょう。
以上の警視庁のストーカー事案の概況のデータからみると、20代や30代の元交際相手がストーカーになっていくケースが多いことが分かります。相談者の性別は女性が8割ですので、圧倒的に男性によるストーカー行為が多いということも分かるでしょう。20代や30代の男性と別れる際、女性側はストーカーされないように気をつけてください。別れた後も盗聴器や盗撮、付き纏い行為がないかどうかしっかりと確認しながら一定期間生活することが大事です。
ストーカーになりやすい人の性格的傾向
実際ストーカー行為をする人にはどのような性格的傾向があるのでしょうか。典型的な幾つかの性格がありますので、交際相手や周りの人に当てはまることがないかどうか、慎重に見極めていくことが大事です。
易怒性がある
易怒性がある人は非常にストーカーになりやすいです。ストーカーする人間の根底には、なんで自分を受け入れてくれないんだ、否定するんだという感情があります。他人に受け入れられないという気持ちと否定感が強くなりすぎているのでしょう。交際相手や知人という少しでも自分と人間関係があった人物に対する怒りを、ストーカー行為として表していくという迷惑な話です。自分の心の苦しみや怒りを知って欲しいという自分勝手な心情もあり、たちが悪く、無視や警告、諭すといった行為に出ると逆上することもあるので気をつけてください。
自分の心の中の世界=世の中だと考えている
自分の中に交際相手や知り合いとの世界が勝手に構築されてしまう人もストーカー気質があります。妄想がエスカレートして、現実と区別できなくなっています。優しくしてくれたのはきっと私のことが好きだからだとか、あの人とデートしたり話せたりしたら楽しいだろうなとか、ストーカーしない人でも妄想することはあるでしょう。ですが、ストーカー気質の人は、その妄想と現実が同じになっていきます。デートして楽しくなろう!話して楽しくなろう!自分もデートしたり話したりしたら楽しいのだから相手も楽しいのは当たり前だと、思い込んでしまうほど認知が歪んでいることも多いです。すべて自分のなかの妄想なのですが、自分の思いを相手もそう思っていると考えることで、相手と交流できていない自分の心を守るということをしていきます。エスカレートすると、実際に話してきたり、デートに誘ってきたりしてくるでしょう。その誘いを断っても、こちらが誘うことで相手も楽しい気持ちになっているんだと認知が歪み、しつこくなっていきます。自分の心の中の世界=世の中だという考えなので、ストーカーのこの考えを否定しても改善されることはないです。
自分の中のストーリー通りに物事を通さないと気が済まない
仕事がめっちゃできるあの人がなんでストーカーなんて・・・というケースもあります。段取りも良く、根回しもよいため、仕事で結果を出している人がストーカーになるこも多いです。仕事が自分の思いのままに進められるという経験や自信がそのまま異性関係でも通用すると考えているため、異性に対しても自分の都合通りに進むストーリーを作っています。そのストーリー通りになるよう、強引に誘ったり、しつこく電話したり、粘りを通り越して付き纏ってくることが多くなることでエスカレートしていくのです。仕事と恋愛は別なのですから、そこを踏まえて生きていって欲しいのですが、このタイプの人は恋愛経験も少ないため、そこが分かっていません。あなたがその点を指摘してもプライドを傷つけられたと思い、逆上してくるケースもありますので、無視をし通して関わらないようにしましょう。
ストーカー対策をすべき
ストーカーになりやすい人は周りにいないでしょうか?以上のストーカーになりやすい人の性格的特徴を参考にして、近づかないようにしていくことが大事です。ですが実際、ストーカー被害にあった場合はどのように対策していくことが大事なのでしょうか?
警察に被害届を出す
警察に被害届を出すことが有効です。しかし、ストーカーされている事実を証拠として示さないと警察も動いてくれることが少ないため、ストーカーされている証拠を集めていきましょう。
警察に被害届を出すために証拠を集める
個人で証拠を集めるとなると、動画や写真、音声といった情報をしっかり集めておくことが重要です。被害日記をつけていくことも大切で、被害にあった日にちと時間を確実に残しておきましょう。ですが、個人で対策するのは非常に時間的にも精神的にも辛いものがあります。調査のプロである興信所や探偵事務所に依頼して、ストーカー被害の客観的情報を残していきましょう。
ストーカーから全力で逃げましょう
ストーカーになりやすい人の性格的特徴について述べていきました。男女ともストーカーになる可能性はありますし、男女とも被害者になってしまうこともあります。とにかくしっかりと対策をして、全力でストーカーから逃げることが重要です。生命の危険もあるストーカーから逃げるために、1人で悩みすぎず、警察や弁護士、探偵事務所や興信所といった調査のプロや法律のプロたちの力も借りることが大切です。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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