eスポーツに隠れたネットストーカー

eスポーツに隠れたネットストーカーとは
昨今、eスポーツが一気に市民権を獲得しています。オンライン環境も整い、比較的安い値段でスペックの高いパソコンも買えてしまうため、ますますeスポーツは競技人口を増やしていくでしょう。ゲームのプロとして働いていくという選択肢も増えていますが、まだまだ個人で楽しむというほうがメジャーです。個人同士がゲーム内でグループを作り、攻略していくオンラインのゲームが多いので、プレイヤー同士が会ったことがなくても親しくなることも頻繁にあります。人が集まるところには、どうしても男女の恋愛といったことも多かれ少なかれ発生。オンラインのゲームを通した出会いで結婚したという人も出てきているのが現状です。しかし一方で、姿かたちが見えないことをいいことに、ストーカー行為を働いてくる輩もいます。eスポーツに隠れたネットストーカーがどのような手口で近づいてくるのかを含めて、eスポーツに隠れたネットストーカーの実態をご説明していきましょう。
eスポーツに隠れたネットストーカーの手口

eスポーツに隠れたネットストーカーたちは、表向きはゲームを楽しんでいるように見せかけてきます。ですが実態は、男女の出会いを求めてゲームをしているということも多く、親しくなってくると本性を見せてきますので、気をつけましょう。
最初はeスポーツを一緒に楽しんでいるだけ
ネットストーカーたちも標的を見つけるまでは、普通にゲームを楽しんでいる1プレイヤーとしてゲームに潜り込んでいます。ゲーム内でグループができると、その中に異性がいないかどうかをチェック。自分もそのグループに入ろうとしてきます。他人のグループに入るだけでなく、自分でもゲーム内のグループを積極的に作り、人を勧誘していくことも。グループができるとゲームを攻略しながら、ターゲットの女性プレイヤーをゲーム内で守ったり、アイテムでサポートしたりなど、優しいプレイヤーを演じます。純粋にゲームを楽しんでいる雰囲気を出すことで、ネットストーカーは個人的にもゲームを通した友人という関係を作り出すことができるでしょう。
eスポーツのゲーム内から個人的なメッセージのやりとりが始まると少しずつ本性が・・・
ネットストーカーはゲーム中だけでなく、次第にゲーム内のチャットツールで個人的なやりとりを始めてくるでしょう。最初はゲームの話題から始め、ゲームを楽しむプレイヤー同士を演出していますが、次第に内容は個人的な内容になっていきます。「どこに住んでいるの?」だとか、「年いくつ?」だとか、「ゲーム以外の趣味とかある?」といった質問も増えてくるのが特徴です。さりげない会話の中で質問してくるので、普通の雑談かなと思わせながら、少しずつ距離を縮めてきます。ネットストーカーの次の目的は、LINEやTwitterといった個人のSNSでやりとりできるようになるということです。雑談で距離を狭めてきながらタイミングよく、個人のSNSの交換を打診してきます。
eスポーツとは関係ない個人のSNSを使ってネットストーキング
eスポーツとはあまり関係のない個人のSNSからやりとりを開始すると、ここでも最初は雑談をしてきます。ゲームの話題や、ゲーム内でのチャットの内容を話してくるでしょう。しかし、次第に、写真の交換や実際に合うことを打診し出すようになります。特に危険なのは写真です。写真を交換した後は、普通の写真ではなく、少し過激な写真を要求してくるなど、相手の要求がエスカレートしてきます。少し過激な写真を送ってしまうと、写真をネット上にばらまくぞといったことや、ばらまかれたくなければさらに過激な写真や肉体関係を求めてくるといったことをしつこく要求してくるのが最後の手口です。無視していても、断っても、送った写真をおとりにして、しつこく要求をききいれさせようとメッセージを一方的に送ってくるでしょう。こうなるとゲーム仲間ではなく、つきまとい行為であり、立派なネットストーカーです。要求を無視していると、ゲーム内のグループの他の人に、あることないこと吹き込んでいくこともあります。こんな写真を送ってきたやつだ!といって、送らせた過激な写真を他のメンバーに見せるなど、被害者を孤立させてくるでしょう。孤立させることで、ネットストーカー自身とやりとりさせて、要求を通し易くしようとしてきます。グループからハブられたくないというプレイヤー心理を巧みに利用した姑息な手口だと言えます。
特にこの手口では、未成年者が被害にあうことが多く、社会的な問題にもなってきているのが現状です。未成年という知識も少なく、大人よりも弱い立場を利用した犯行ですので、非常に悪質だといえます。ストーキング以外にも、写真を悪用されたり、リベンジポルノといったことをされたりすることにも繋がっていくため凶悪です。ネット上に写真が出てしまったら、一生被害に会い続ける恐れもありますので、早急な対策が必要になります。
eスポーツを楽しんでいただけなのにネットストーカーの被害にあってしまったら
純粋にeスポーツを楽しんでいただけなのにネットストーカーの被害に実際あってしまったら、どんな対策をしていけばよいのでしょうか。
絶対に個人情報や写真を渡さない
絶対にSNS情報や写真を相手に渡さないようにしてください。個人情報やSNSがネットストーカーにバレると、それを逆手にとって被害を受ける可能性が高くなります。SNSや写真といった個人情報は絶対に教えない方がよいでしょう。
自分1人で解決しようとしない
もしもSNS情報や写真を渡してネットストーカーの被害にあってしまっても自分1人で解決しようとすることはやめましょう。個人でできることは限られていますし、ネット上に出てしまった写真はサーバーに法的な手続きをして削除してもらうしか方法がありません。弁護士に相談し、裁判も辞さない覚悟が必要です。しっかりと対応しなければ、後々、被害が何倍にもなって帰ってきます。他の人に被害を知られたくないという場合、探偵事務所や興信所といった調査のプロに依頼する方法も考えるべきです。実績のある探偵事務所や興信所は秘密保持がきちんとしていますので、安心して依頼することができます。自分1人で解決しようとせずに信頼のおけるプロに協力してもらうことでネットストーカーと戦っていきましょう。
投稿者プロフィール

- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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