浮気相手とマンションで密会・浮気調査で証拠を集めるのは可能?
浮気調査では、浮気相手と密会している現場を証拠として押さえるのが主な目的です。密会現場としてホテルのほかにも、マンションという可能性もあります。この場合、決定的な証拠を押さえることは果たして可能でしょうか?
マンションの出入りだけでは証拠能力は薄い?
例えば自分のパートナーが浮気相手のマンションの入っていった、その部分を写真撮影できれば、浮気の決定的な証拠になると思っている人も多いでしょう。確かにその証拠を相手に突きつけることで、浮気の事実を認める可能性があります。しかし相手が頑として認めなかった場合、客観的に有力な証拠になるかというとまだ十分ではないです。というのも浮気相手の住んでいるマンションには入っていっても、浮気相手の部屋に入っていったとは限りません。「確かにそのマンションに入ったけれども、その人とは別の部屋に知り合いがいていっただけ」といわれてしまえばそれまでです。
またマンションに入っていったところを写真に押さえて、配偶者や浮気相手に突きつけたとします。その時は認めても、例えば離婚や慰謝料を求めて裁判を起こした場合、先方が浮気を認めるかどうかはわかりません。相手が認めなかった場合、ただ単にマンションに入っていく現場だけでは決定打にはならないでしょう。
ラブホテルに入っていったら有効
一方ラブホテルに入っていくところを写真に抑えれば、不貞行為の決定的な証拠になりえます。そもそもラブホテルに入っていくのは、男女の関係をするためと広く一般的に認識されています。たとえ「ラブホテルには休憩するために入っただけ」と抗弁しても、裁判などでは認められないでしょう。相手が浮気をしている事実を立証させたければ、ラブホテルに入っていくところを写真に押さえたほうが強いでしょう。
マンションによって浮気調査の難易度は変わる
浮気調査をマンションで行う場合、どのような建物かによって調査の難易度は大きく変わってきます。人の出入りのしやすい建物かどうかで難易度は変わってきます。特に調査が難しい、不可能なのはいわゆる高級マンションです。高級マンションの場合、セキュリティがしっかりしています。このため、住民やその知り合い以外の不審者がなかなか建物内に潜入しにくいです。高級マンションの中には、コンシェルジュを用意しているところもあります。エントランスのところにいるので、身元を名乗らないと建物の内部に入っていけません。またセキュリティ対策のしっかりしているところだと、24時間警備員が常駐していて何かあるとすぐに休講してくれるようなところもあります。このようなところでは、建物内部に侵入して浮気調査をするのは難しいでしょう。
また最近のマンションを見てみると、オートロックが2重の物件もしばしば見られます。オートロックが1か所だけだと住民がロック解除しているときに、不審者が内部に入ることができます。しかしエントランスのほかにエレベーターホールのところにオートロックを設けていると、探偵のような無関係の人が内部に入るのは難しくなります。また内部に入っていけないので、ターゲットがマンションのどの部屋に用があって訪問したのか特定するのは難しいです。さらに3重のオートロックにしているマンションになると、さらに特定が難しくなります。携帯電話情報やICカード、ノンタッチキーがないとエレベーターを作動させられないようにしている物件も新築マンションでは時折見受けられます。
都市部を中心にタワーマンションも活発に販売されています。浮気調査をするにあたって、このタワーマンションも難易度が高いといわれています。タワーマンションの場合、戸数がどうしても多くなるので居所の特定が難しいからです。またエレベーター一つとっても高層階用と低層階用に分かれていて、尾行が困難です。
H字タイプのマンションに注意
マンションの中には、H字に分かれたデザインをした物件も見られます。建物が東西2棟に分かれているようなマンションです。マンションにおける浮気調査の場合、ターゲットがエレベーターに乗るところをチェックします。そしてどの会で降りたのかを確認します。そうすれば、どの部屋に行ったのか一気に候補を絞り込めるからです。ところがH字のマンションの場合、まずどちらの棟に行ったのか特定するのが困難な場合も考えられます。すると、追跡調査の難易度が一気にあがります。H字のマンションは、実質的に2つの建物の物件といえます。タワーマンション同様戸数が多くなるので、部屋の特定が難しいです。
郵便ポストで判明する場合も
ターゲットがどの部屋に向かったのか調査する方法として、郵便ポストを確認する手法もあります。エントランスのところに郵便ポストのもうけられている物件も多いでしょう。たいてい相手が帰宅した時にエントランスで郵便物を取り出して、自分の部屋に向かうはずです。この光景をチェックすれば、対象人物がどの部屋に住んでいるか特定できます。
しかしこの方法で調査するのも難易度が高いです。最近の物件を見てみると、郵便ポストの取り出し口を裏側に設けているものも少なくありません。この場合、どのポストから郵送物を取り出しているのか外側からは確認できません。
郵便物がそもそも減少している
今後この郵便ポストを使って、相手の部屋を特定するのはますます難しくなると考えられています。最近では郵便物そのものが少なくなっているからです。例えばクレジットカードの明細はWebで確認できますし、はがきではなくメールでいろいろな通知を行う傾向もみられるからです。公共料金支払いも請求書ではなく、クレジットカード払いもしくは口座引き落としにしている家庭も少なくありません。
まとめ
浮気調査をマンションで行うのは、このように難易度が高くなってきています。セキュリティがしっかりしている物件が多くなっていますし、郵便物も少なくなっているからです。しかし探偵は何もマンションだけを調査対象にしているわけではありません。尾行や張り込みを駆使して浮気の決定的な証拠を押さえることが可能です。相手が浮気しているかも、と思っているのなら探偵事務所に相談してみるといいでしょう。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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