子供の非行や被害を防いだら。生活改善が重要に!子供へのケア方法解説
子供の交友関係が広がるとともに、「子供の素行問題が起きたらどうしよう」「我が子が非行に走ったら?」と心配することは増えるでしょう。ときには子供の非行がニュースになることもあり、子供を持つ親としては決して他人事ではないはずです。
こうした非行ならびにトラブルによる被害のあと、子供に大切なのは生活改善です。今回は子供がトラブルに巻き込まれた場合に、その後のケアについて注目します。子供を心配する方におすすめできる子供の加害・被害を未然に防ぐ方法もご紹介するので参考にしてくださいね。
増える子供の非行問題
子供の非行問題や子供が巻き込まれる事件は、残念なことに現在でも落ち着いていません。ときには子供とは思えない凶悪な事件も起き、子供を持つ親御さんは心配が大きいことでしょう。
どういったときに子供の非行に気を付けたいのか、まずは子供が非行に走るかどうかをチェックする項目を見ていきましょう。
夜遊びが増えて素行不良が目立つようになった
夜に出歩くことが増え、家を留守にしがちになると、子供の素行問題が気になります。親の目が離れたところでは何をしているのか分からず、また何のことわりもなく出かけるのは大抵の場合行先を告げないでしょう。
夜に出歩くと警察や補導員の見回りがあれば、補導の対象になることも。また、夜の繁華街ではお酒を飲む大人も多いため余計なトラブルに巻き込まれる可能性も高いです。子供が非行に走るというよりも子供が被害者になることも考えて、早めに防止を考えておく必要があります。
インターネット上で出会い系サイトやコミュニティサイトにハマっている
インターネット上での犯罪やトラブルも、子供にまつわる問題のひとつ。特に出会い系サイトやコミュニティサイトは利用する若い世代も多く、この出会いでトラブルが生じるなど社会的にも問題視されています。
出会い系サイトやコミュニティサイトには、危険がたくさん潜んでいます。大人なら当たり前に分かるかもしれませんが、子供に対して正しいネットリテラシーやマナー、やってはならないことを学べる機会は少ないものです。今急速にSNSなどの普及も進んでいるため、スマホを持たせるタイミングやインターネットを利用し始める前に、家庭内でも「端末の扱い方」や「どういったルールで使っていくのか」「ネット上で知り合った人と実際に会うとどんな問題が起こるのか」を話し合った方が良いです。
悪い友達が増えて非行に走るように
交友関係は子供に大きく影響するもの。これまでは素行に問題がない子でも、交友関係次第では派手に遊ぶようにもなります。交友関係で問題がある場合は、服装が派手になったり金遣いが荒くなったり、問題を起こして学校側から注意を受けるときもあるでしょう。
交友関係は子供の年齢が上がるごとに広がり、最初のうちは親が把握しきれていてもそのうちに分からないほど広範囲になります。子供から普段どんな友達と過ごしているのか話を聞くことができればよいのですが、それは親子関係にもよりますし一度ねじれると子供は自分のことを閉ざしてしまうのも珍しくありません。
とはいえ親はむやみに友達に関しては口出しできず、どう子供を止めたらいいのか分からない…と悩むことも。これに関しては子供の非行を防止する方法を後ほどご紹介するため、参考にしてみてください。
いじめに遭っている
小学生に最も多く、親としてもどう対処してよいのか悩む大きな問題であるいじめ。子供の成長とともに心配になることであり、一度子供がいじめられていると気付くと親にとって重たい問題となるでしょう。
学校という閉ざされた空間で起こることなので、いじめは大人の目に付かないように行われます。我が子がいじめているのも悩みの種ですし、我が子がいじめられているのも大問題。「そのうちいじめは終わるから」と放っておくと、子供が登校拒否や学校への行きしぶりが見られるようになり、学力低下や受験への影響も及びます。
無理に通わせると体調不良が見られることもあり、子供の精神面へのケアも必要となるでしょう。
子供の加害や被害はどう防ぐ?
子供にまつわるこうした問題、非行や素行不良、もしくはトラブルに巻き込まれるいじめを受けると言ったものは、どう防げばよいのでしょうか。子供は加害者になることもあれば被害者になることもあります。それはどの子にも可能性があることで、子供に適切な対応をしなくてはなりません。
こうした子供にまつわるトラブルはどう防ぐのか、親ができることをご紹介します。
子供とコミュニケーションをさかんに取る
子供の問題は親子間のコミュニケーションさえ取れていれば、未然に防ぐこともその後のケアもできます。もし子供がいじめや友達の関係で悩んでいても、親が相談に乗ってあげることができるからです。
反対に言えば、子供とのコミュニケーションが不全だと問題は起こりやすいでしょう。子供にまつわる問題は中には子供同士だけで解決できる範疇を超えており、大人のしかも専門家が介入してやっと落としどころが見つかるものも珍しくありません。そうした大きな問題を子供だけで解決するのは難しく、一人で抱えてさまざまな他トラブルを誘発してしまうのです。
子供に何でも尋ねて子供の行動を把握し、管理するのは少し違います。そうではなく、子供が何でも親に話せるような環境を作りましょう。最近忙しくて、家族が顔を合わせることが少なくなっていないでしょうか。子供との会話が減っていると思ったら、学校への送迎や朝の数分間などちょっとした時間で構いません。就寝前のひとときなどで、学校で何があったのか、誰と仲良くしているのかなどを話し合う時間を作ってみましょう。
たったこれだけのことですが、子供の問題はぐっと楽になるはずです。子供を理解できると、子供が非行へと走ることへの前兆にも気付ける上、どう問題解決したらよいのかの見通しも付きやすくなります。
子供に対して探偵調査を行う
どうしても親だけでは解決できない、子供が何をしているのか実態がつかめないという場合は、探偵調査を活用して問題解決もはかれます。探偵の調査というと「浮気調査」や「人探し」を想像する方も多いのですが、子供も調べることは可能。特にいじめやストーカー被害嫌がらせ被害など、証拠が必要なものは探偵の調査が役に立つ場面は多いです。
子供を見守る「行動調査」とは?
こうした子供にまつわる探偵調査について、詳しいところを見ていきましょう。子供を見守る調査は素行調査や行動調査という名目で行われることが多いです。名前の通り子供の「素行や行動」を見守るものであり、交友関係や親が見ていないところで何をしているのかが分かります。分かりやすい例でいうと遠方に住む子供がどんな生活をしているのか分からないとき、探偵に依頼するとその実態を把握できます。学校に通っているのかを確認することもできますし、場合によってはバイト先などもチェックするでしょう。
ただし、これまでもお話してきたように子供を見守る行動調査は「学校内」を調べられないため注意しておきましょう。学校の内部は学校の教師や教育委員会でないと調べられず、探偵はいくら依頼を受けているからといって調査の権限がありません。
例えばいじめを調べたいのであれば、基本的に学校外での調査になります。子供と協力して証拠を残すような調査であれば本人に録音などのアドバイスをすることはあるでしょう。とはいえいじめは問題になるほどひどいものであれば、登下校中や放課後にも現場を目撃するのはたやすいと考えられます。
探偵調査のメリット
探偵調査にはメリットがいくつかあり、特に非行に走る子供の実態を調査したい場合に「親にも話してくれない」事実を子供に不快な思いをさせることなく調査できるという点が挙げられます。
親子関係が築けていると問題が解決しやすいのはわかってはいるものの、子供をどう扱ってよいのか手に余る親も多いものです。そうしたときに、探偵調査で子供のことを深く理解することで、親子が歩み寄るきっかけにもなります。
探偵で子供のことを調べた結果は、その後どう生かすかは親次第です。家庭環境の調整のために使用したり、いじめの証拠として扱ったりすることで、今起きている子供にまつわる問題が解決しやすくなるでしょう。
学校と連携して子供の問題を解決する
次は、学校と連携して子供の問題を解決する方法です。ニュースなどを見ていると「学校はいじめに対して何も動かない」という印象を抱く方も多いのですが、まずは子供が学校内でどう過ごしているのか、何か問題は起きていないか教師に尋ねるのは基本と言えるでしょう。
子供の素行不良が目立つ場合も同じです。子供の交友関係や授業中の気になるところなど、教師は細かく観察しています。こうした子供の変化を学校側と情報共有しながら、問題を解決する目途を立てるとよいでしょう。
子供の非行や被害を防いだら。その後生活改善する方法
子供の加害・被害の問題は、「発覚したら終わり」ではありません。明るみになったからといって根本的な解決にはなっておらず、どうすればよいのか親子で考えて生活の改善をすることが大切なのです。
最後に、家庭でできる子供へのケア方法3つご紹介します。ひとつずつ見ていきましょう。
子供に相談されるまでは問いただしたりしない
子供の被害や加害が起きたあとは、「子供を叱りつけたい」「子供が心配だからいろいろ聞きたい」と親側がアクションを起こしたい気持ちが大きいでしょう。しかし、問題が起こったあとの子供のメンタルは繊細な状態で、このときの親の行動によって親子関係は大きく左右されます。
「あのとき、自分の気持ちに寄り添ってくれなかった」「物事を決め付けたような言い方をされた」こうした親への不満がしこりとなって、その後大きな問題に発展した例も実際に存在します。
まずは子供に相談されるまで、決して問いただしたりしないようにしましょう。これは子供を放置すればよいというわけではありません。突き放さず子供のタイミングを待ち、「いつでもあなたのタイミングで話して欲しい」と待つ姿勢を見せることが大切です。
子供の言い分は否定せず受け止める
子供が問題に対して、自分の見解を話してくれることがあるでしょう。その子供の意見が親が思っているものとは全く違っており、検討はずれで無礼なものだとしても、頭ごなしに「あなたは間違っている!」と否定してはいけません。否定されると子供は意見の主張を諦め、親と心の距離を作ってしまいます。
イヤイヤ期とは、子供に訪れる最初の反抗期です。反抗する気持ちだけを考えれば、小さな子のイヤイヤも大人の意見の食い違いも同じ。このとき、イヤイヤ期の子供は「一度気持ちを親が受け止める」と気分が落ち着くと言います。
いくら子供が大きくなっても、高校生になっても同じように対応してみましょう。「それはおかしい」と否定する前に、「そう思ったのか。そうだったんだね」と子供の意見を受け止めるのです。何でも言いなりになるというわけではなく、その意見を受け止めた上で「私はこう思うけどどう?」と提案の形で親の意見を述べましょう。大人でもそうですが、自分の意見を聞いてくれた人の発言は、抵抗なく受け入れやすいよう感じることが多いです。
規則正しい生活に。まずは「早起き」で生活改善
次に、生活そのものを改善します。ふさぎこんだりメンタル面が傷ついているときは、大抵生活リズムが乱れていて不健康な状態です。体調不良は気分と直結しているので、睡眠不足や疲れているときは思い切り子供に急速を取ってもらいましょう。
夜更かしを直すには、夜寝る時間を早くするのではなく早起きをすると良いと言われています。食欲がなくても生活リズムが乱れていても、まずは早起きで生活改善すると事態も上向きになるかもしれません。
親も子供の生活改善と向き合い、一緒に解決していくことが何よりのポイントです。子供のことだからと問題を子供だけに押し付けず、子供と親が一緒になって考えていきましょう。生活改善ができたら、子供はよくも悪くも周りの影響を吸収しやすいため、更生や気分転換は簡単です。できることから少しずつ始めてみてくださいね。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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