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探偵コラム

子供の「薬物乱用」が危険!親として気を付けたいこととは?

ニュースで一度は「薬物乱用による犯罪」を目にしたことはないでしょうか。芸能人や有名人でも薬から抜け出せず、繰り返し逮捕されている事例も珍しくありません。こうした薬物乱用は不正薬物の使用そのものも問題ですが、薬物を手に入れるために他のさまざまな犯罪も誘発する危険性の高いものです。

また、薬物乱用は大人だけの世界ではなく、思春期ごろの子供にも見られます。学校や家庭でも薬物乱用の防止教育は必要ですが「子供にはまだ早い」と思っていませんか?今回は子供の薬物乱用について、親として気を付けたいことやできる対策をご紹介します。

子供も薬物乱用が行われている?

薬物乱用というと、「うちの子はそんなことしない」「我が子に限ってきっとない」と多くの親は否定的な意見を持つでしょう。まだ中学生だから、小学生だから早いんじゃないの?と思う方も珍しくありません。

ですが、子供の薬物乱用は年々増え、子供の非行のひとつとなっています。未成年であろうと薬物乱用は犯罪行為に違いなく、補導の対象となる点を頭に入れておきましょう。

薬物乱用とは

薬物乱用とは、社会的なルールからはずれた目的・方法によって薬物を使うこと。覚せい剤など違法薬物もこの中に含まれており、例え1回だけの使用でも犯罪とみなされます。また違法薬物は所持しているだけでも罪になる場合もあるため、「手を出してはならないもの」です。

未成年の薬物乱用には、シンナーや医薬品など比較的入手しやすいものが当てはまります。こちらも正しい使用目的から外れた使い方をすると乱用に当てはまり、補導の対象となるので注意が必要です。

なぜ薬物乱用はダメなの?

なぜ薬物乱用はダメなのかというと、人間の脳を破壊する行為だからです。薬物は利用すると依存症を引き起こし、この薬物の入手を目的として窃盗や強盗、売春、殺人などの他の犯罪を誘発することも指摘されています。

なぜ若い子の薬物乱用が危険視されているのかというと、

・受験勉強に集中できる

・すごく気持ちよくて爽快感がある

・友人に強く勧められて断れない、断ると仲間外れにされる

このような背景で進められることにより、子供ならはっきりと断れなかったり騙されたりしやすいからです。

薬物は1度でも手を出すと、神経や内臓にも悪影響を及ぼします。家庭を崩壊する行為であり、自分の将来をも奪う行為なので、決して手を出してはならないのです。

特に多い思春期の薬物乱用

子供にはまだ早いと言われるかもしれませんが、さまざまな誘い文句や子供の交友関係が影響し、特に悩みの多い思春期には薬物乱用が目立つと言われています。思春期は大切な成長過程であり、このときの薬物乱用が将来の健康への大きな被害となることも。今一度、子供と薬物乱用についての関係性を見ていきましょう。

どうやって子供の手に入るのか

子供なのに、どうやって薬物を入手するのでしょうか。最も多いのは友人や先輩から、知り合いから薬物を勧められることです。思春期の子供は特にこうした関係が広まる時期であり、親が交友関係を把握できなくなる時期でもあるでしょう。親の保護から離れた場所での関係では、自分の判断で友人・先輩からの誘いに責任を持たなくてはなりません。

関係性を大切にするあまり、おかしな誘い・だましている誘いでも子供は乗ってしまうことも。「相手に逆らえない」「でも友達はみんなやっているというし」と関係性に依存してしまうのもひとつの要因です。

なおかつ、薬物を売ろうとする大人側はこうした「思春期の子供の心理」を把握しています。むしろこれを利用して薬物乱用に走らせることもあるため、勧誘するのは理にかなっているのです。いくら中高生だからといって、未成年では正しい判断ができるとは限りません。特に薬物乱用は大人でさえ冷静な判断力を失うので、子供には十分すぎるほど気を付けてあげたいものです。

薬物乱用が危険なメカニズム

こうした薬物乱用が危険な最大の理由は、その依存性にあります。

・薬物を勧められて断れない→薬物で快感を得る→その快感が忘れられず繰り返す→薬物の虚脱症状から抜け出したい→繰り返す

1度使っただけで負のループが起き、このループから抜け出すには大人でも何年もの時間がかかります。専門的な治療が必要となり、子供だと大切な時期を丸ごと無駄にしてしまうのです。

また、薬物乱用は「薬を売ること」だけが目的ではありません。薬を売るために売春を強要したりあっせんしたり、窃盗や強盗の手伝いとして引き込まれたり、殺人など重大犯罪への加担を強要されるかもしれません。こうした誘発される犯罪に巻き込まれる子供もあとを絶たず、まずは子供の手に薬物を入れないところから関係性を断っていかなくてはなりません。

子供の薬物乱用。親として気を付けたいこととは?

子供の薬物乱用は絶対に避けたいもの。では、多感な時期の子供を持つ親としてどんなことに気を付ければよいのでしょうか。ここからは保護者や周りの大人ができることをまとめました。ひとつずつ見ていきましょう。

子供の変化を見逃さない

薬物乱用やそれにまつわる犯罪に巻き込まれる前兆、渦中にいる場合は必ず子供に変化が起きます。

・家出を繰り返している、家を留守にしがち

・交友関係が荒れており、いわゆる「不良」と付き合っている様子がある

・服装が派手、化粧が大人びているなど、見た目に変化があった

・落ち込んでいたり悩みを抱えていたりする様子がある

・親と目を合わせない、隠し事があるように感じる

・酒やたばこ、明らかな薬物の匂いがする

・食欲が低下し、明らかに痩せている

こうした子供の変化は「最近忙しいから気付かなかった」と言い訳せず、どんな些細なものでも見逃さないようにしましょう。おかしいな、と感じたら、子供のことを決め付けた言い方をせず、さりげなく尋ねてみると何か分かることがあるかもしれません。

子供のことを放置しない

先ほど子供に見られる変化をご紹介しましたが、こうした子供の変化に気付くのはもちろん子供を放置しないようにしましょう。「今は留守にしがちだけど、きっと反抗期はいつか終わるだろう」「きょうだいのことで忙しくて、構ってあげる時間がない」こういった親の放置は大きなトラブルを引き起こすこともあります。

子供の反発を恐れてなにも言えないというのも、親の態度としては考えものです。子供はこうした大人からの「子供扱い」「腫物扱い」は過敏に感じ取るものなので、子供にも打ち明けて欲しかったら親も等身大でぶつかるべきです。

子供への対応として、正解は何一つありません。親子の関係性によっては、もう何もできないことも当然あるでしょう。しかし、信頼を築けていなかったからと子供を諦めるのは時期尚早であり、できる限りの対応をして手を尽くすべきです。子供の気持ちに寄り添い、子供のことを想像しながらどう伝えるかがポイントとなります。

子供の非行を隠さない、適切な処置を行う

もし子供の非行が発覚したあとであれば、「警察に捕まると子供の経歴に傷がつく」「親にも迷惑がかかる」と隠すのは絶対にやってはならないことです。薬物乱用であれば適切な処置が必要であり、繰り返さないための専門的なトレーニングも受けなければなりません。それでも放置するのは、親の「ネグレクト」というれっきとした虐待です。

子供の非行を近所に言って回るというのは違いますが、子供から目をそらさず問題をしっかり受け止めましょう。その上で、どうやったら繰り返さないかを考えて、子供に伝わる言葉で言い聞かせするのが大切です。適切な処置を行うことで、子供の薬物被害は最小限に抑えられることも。「やったことそのものを咎める」のはもちろんですが、「なぜ起きたのか」「薬物の持つリスクや危険性」などもあわせて伝える必要があります。

子供とのコミュニケーションを増やす

そもそも子供が非行に走るのは、親との不完全なコミュニケーションが原因である場合が多いです。子供が家庭内で悩みや問題を解決できていれば、薬物に逃げたり安心を求めたりしなかったでしょう。また、おかしな誘いや乗りたくない誘いを友人や先輩から受けたときも、親に相談して正しい方向へと導くこともできます。

そのためには子供とのコミュニケーションを増やしましょう。加害者となった子供の中には「親はきょうだいばかりを褒めて私のことは見ていなかった」「親に見捨てられたような気持ちになった」とディスコミュニケーションがトラブルの原因と話す子もいます。すぐには解決できないかもしれませんが、家族の時間を1日のうち少しでもよいので設け、なんでも言い合える親子関係を築いておくことが大切です。

子供の友好関係や素行不良、探偵で調べられる?

薬物乱用やそれにかかわる犯罪行為、こうした非行を防ぐためには子供の行動を未然に防ぐ必要があります。今、なんとなく兆候は見られるけれど実態が分からず、子供に聞いて刺激するのも控えたい…という方も多いでしょう。

そこで、子供の交友関係や素行不良を親に代わって調べてくれる探偵を利用してみましょう。浮気や人探しをする印象の強い探偵ですが、我が子を見守る調査も依頼可能です。

子供に対する「素行調査」で可能

子供の交友関係や素行不良は素行調査によって可能です。素行調査は行動調査とも言われており、名前の通り「親が見ていないところで何をしているのか」をチェックするものです。誰とどこで何時に会って、何をしたのかまで詳しく調べていきます。

素行調査は張り込み・聞き込み・尾行という3つの方法がメイン。子供の行動パターンを調べて会った人物や行動を記録していきますが、学校内や許可なく侵入できない建物、進入禁止の場所での調査は不可能です。このため、基本的には学校外の調査となることを頭に入れておきましょう。

また、探偵には調査中に子供に対して指導したり逮捕したりする権限はありません。子供が誘拐されただとか暴行を受けているだとか、緊急性のある事件に巻き込まれた場合は「一目撃者」として通報することもあるかもしれませんが、基本的には行動を調べることのみを担うので「ガードマン」としての役割はない点に注意しておきましょう。

調査後、どうするのかは親自身が決めることに

素行調査を行ったあと、子供へのフォローは親自身が決めます。もし子供にカウンセリングが必要なら紹介のできる探偵もいますが、子供に探偵を雇うことを隠している場合は、そのカミングアウトの時期などは慎重に見極めないといけません。「親が勝手に探偵を雇っていた」ことにショックを受ける子もいるからです。

中には探偵調査を内緒にした上で、子供を刺激せずに行動を正す親もいます。探偵調査をきっかけにして子供の非行が止まった、親子の交流が正常になったというケースも多いので、探偵の調査をうまく活用するのがポイントです。

素行調査の料金とは

素行調査には料金がかかります。各探偵・興信所によってその料金には差があり、調査の難易度や必要な調査員の数、使用した機材や期間などによって料金は異なります。そのため、一概に「素行調査は〇万円かかる」とは言い切れませんが、長期間にわたる調査の場合は100万円を超えることも。

調査料金に無駄をなくしてコスト面を抑えるには、事前の情報が大切です。子供が家を出て行きそうな場所や、行動パターンなど分かることはすべて探偵と共有しましょう。料金が安ければ安いほどお得なわけでも、高いから確実に成果が出るわけでありません。調査によっては成果が出ないことも調査した日が悪いこともあるので、探偵調査のリスクも考えた上で自分に見合った料金のところを選ぶようにしましょう。

まとめ

子供の薬物乱用は決して珍しいことではありません。「まだ早いかも」と思っていても、非行の低年齢化は社会的な問題であり、防止を考える機会に「早すぎる」ことはありません。

子供のことで悩んだら一人で抱え込まず、探偵や警察ネット上の有益な情報などを参考にしましょう。専門家の力にたよって解決への近道をするのも、ときには大切です。

投稿者プロフィール

この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。

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