スマホにご注意!子供が出会い系にハマったらどうなるの?対策とは
最近増えている出会い系での「子供」の被害。JKビジネスやリベンジポルノなど、若い子を標的にした犯罪をニュースで見ない日はないですよね。我が子に限って…と思う方も多いですが、スマホを扱えるようになったら要注意。いつのまにか子供が出会い系にハマってしまい、生活や交友関係が荒れてしまうことも。
親としては十分注意したい子供が巻き込まれるネット犯罪ですが、今回はお子さんがスマホを持てる年齢の親御さまに向けて、子供が出会い系やコミュニティサイト、SNSに夢中になってしまった場合の対策をご紹介します。探偵の調査も活用できるので、参考にしてください。
子供のネット犯罪、出会い系での被害とは?
子供のネット犯罪や出会い系での被害。主に中高生が巻き込まれるこうした犯罪は、きっかけが「ネット上で知り合った人と実際に会っておきたこと」がとても多いです。もし、子供が出会い系やコミュニティサイトに登録し、やり取りした相手によってトラブルに巻き込まれたら、どういった被害が出るのか詳しくチェックしておきましょう。
性被害や児童ポルノ、売春などの被害に遭うことも
多くみられるのは性被害です。ネット上で仲良くなった相手と実際に会うことを「オフで会う」「オフ会」という呼び方をしますが、そこでマンションやカラオケ・ホテルなど個室に連れ込まれ、性行為の強要や強姦などに遭うことも可能性としてはあり得ます。ネット上ではさまざまな出会いを求めるユーザーがいて、中には「短時間で高収入!コスパ抜群のアルバイト」と称して売春あっせんを行うなど、いわゆるJKビジネスに巻き込まれることもあるでしょう。
また、以前のニュースでは「既婚男性と仲良くなり会うことに。その場に行くと事情を知った妻がいて、逆上した妻から被害を受けた」ということもありました。性被害だけでなくさまざまなトラブルのきっかけにもなるため、子供のインターネット利用には気を付けないといけないですし、「SNSのみでやり取りする相手と実際に会うと起こるリスク」についても繰り返し伝えていかないといけません。
リベンジポルノにも注意
出会い系やコミュニティサイトでは、交際相手が実際に見つかることもあります。しかし、交際相手なら何をしてもよいのかというとそうではなく、やり取りする中で裸の写真などを強制されその画像をネット上でばらまかれるなどリベンジポルノの被害も相次いでいます。
最近では配信者(ストリーマー)という職業で活躍する人が増え、ネット上での人気が高いユーザーには逆らえないという関係性が築かれています。「ネット上で嫌われるんじゃないか」「誹謗中傷に遭うかも…」と怖くなるあまり、こうした写真を送る子もいるため、今一度ネットマナーや法律を学び直す必要があります。
なぜ出会い系やSNSで知らない人と出会うの?
若い世代では主流となっているSNSでの交流。出会い系も一概に悪いわけではなく、実際に出会い系で婚活し結婚相手を見つけた方もいます。感染症の流行にともない、出会いの場がオンライン化されている背景もあるでしょう。
しかし、中高生の頃スマホの普及が進んでいなかった40代以降の世代にとっては「理解できない…」と感じてしまいます。今のネット交流がさかんないわゆる「デジタルネイティブ世代」は、なぜ出会い系・コミュニティサイト・SNSで出会いを求めるのでしょうか。また、実際に会ってしまうその心理を次は探ってみましょう。
被害に遭うのは「中高生」が多い
ネット上で知り合った相手によって犯罪に巻き込まれるのは、中高生が多いと言われています。これは小学生の間では「スマホを持つ子」が少ない、使用シーンが限られているのに対し、中高生だと当たり前のようにスマホを持つようになるからでしょう。
また、スマホを持ってすぐに使いこなせるわけではありません。親世代はスマホを所持しているとはいえ「SNSはやったことがない」「良く分からない」という方も多く、大抵の場合は友人やネット上の情報のみで使い始めます。すると、何が犯罪行為でどういう危険が潜んでいるのかもわからず、ネットで知り合った相手を不用心に信用してしまうのです。
また、中高生は性被害に遭う可能性も高く、「若い子は騙しやすい」「若い子はお金になる」と標的にされているのも事実。中高生の間は親に隠しごとも増える時期ではありますが、今一度子供がどのようにスマホを使用しているのかは、話し合って家族で共有する必要があるでしょう。
「援助交際」が目的
出会い系やコミュニティサイトで実際に出会うのは、最も多いのが「援助交際」です。最近ではパパ活やパパ活女子が認知され、「お金をもらってデートするだけ」「お食事するだけ」といった交際の在り方が取り上げられています。しかし、このパパ活は性交渉が伴わなければ犯罪にはならない、というわけではなく、未成年を連れまわすこと自体が犯罪としてみなされます。
「お金を支払うから少しだけ会ってよ」「○○駅にきてくれたら〇円あげる」「電車が止まっているなら車で送迎しようか?」など、聞こえのよい言葉を並べて出会い系サイトのユーザーはあの手この手で子供に近づきます。子供としても中高生という多感な時期なので、「自分が得するなら少しだけ会ってみても良いか」という心理が働くのでしょう。
子供は「まさか自分が犯罪に巻き込まれるなんて」と、自分だけは大丈夫という確信を持つ子が多いです。大人でもそう思うことは多いのですが、「いつ犯罪に巻き込まれるか分からない可能性の高い世代」だということは、子供に言い聞かせておくことをおすすめします。
ネットゲームなど出会い系以外で知り合うことも
出会い系やコミュニティサイト、こうした「出会い」を明確な目的にしたコンテンツだけを注意しておけばよいのかというとそうではなく、ネットゲームやそれにかかわるSNSでも出会いの場はあります。先ほどご紹介しましたが、ユーチューバーなど配信者やインフルエンサーなどと知り合って、騙されて犯罪に巻き込まれる可能性も十分に考えられます。
親としては出会い系だけを注視するのではなく、インターネットそのものの使い方を見直したいものです。子供の使いすぎばかりに目を向けがちですが、あわせてリテラシーを子供に教えるのも親ができることのひとつです。
子供が出会い系にハマっている…親ができることとは?
では、子供が出会い系にハマっているときにはどうすればいいのでしょうか。ここからは親ができることをご紹介します。
子供の変化を見逃さない、放置しない
出会い系やSNSなどにハマってしまい、ネット上での知り合いから何らかの援助をもらっている場合、突然服装が派手になったり買った覚えのないブランドものを身に付けていたり、大人びた化粧をしたりと子供には変化が起きます。また、実際にトラブルに巻き込まれた子はふさぎ込むようになり、食欲不振など体調不良が見られることも。ネット上で学校の友人からいじめられている場合は、表情が暗くなることでしょう。
こうした子供の変化は親としてはめざとく気付いておきたいものです。子供の些細な変化でも見逃さないようにし、なおかつ放置せず自分ごととして考えましょう。子供が勇気を出してトラブルに巻き込まれていることを打ち明けたのに、「ネットのことは分からない」「あなたがやったこと」と放置すると子供は見放されたと思ってしまいます。
また、ネットでの交流に疎い親世代からすると「そんな些細なこと」と思うかもしれませんが、ちょっとしたトラブルでも子供に任せておくと大きな犯罪に巻き込まれる可能性もゼロではありません。子供が被害者になることも、反対に加害者になることもあるので、小さな変化でも見逃さず放置しないようにしましょう。さりげない風を装って、子供に尋ねてみるのが理想的です。
スマホにフィルタリングをする
有害サイトへのアクセスを制限するスマホのフィルタリング。スマホそのものに搭載されている場合もあれば、外部アプリなどを利用してフィルタリングもできます。最も簡単で分かりやすいのはアプリを使ったものなので、実際にDLしてみると良いでしょう。有名なフィルタリングアプリを挙げてみると、
・あんしんフィルター(au専用)
・スクリーンタイム(iPhone専用)
・ファミリーリンク(iPhone、android)
などとなります。迷ったらスマホ会社が推奨するアプリがあるので、スマホショップに問い合わせるのもおすすめです。未成年のスマホはそのものにフィルターを付けることもできます。
家庭内でのインターネット利用ルールを作る
次に、家庭内でのインターネット利用ルールを作りましょう。
・スマホは夜〇時まで、自分の部屋に持ち込まない
・スマホゲームは〇時間まで
・スマホで嫌なことがあったら必ず親に相談する
・アプリをダウンロードするときは報告する
など、家庭での使い方に合わせたルールにするとベストです。決め事はかならず書き出して分かりやすいところに貼り、いつでも確認できるようにしましょう。ネットで知り合った人と出会うのが何も全部禁止にする必要はありません。「同じアーティストのファンとライブに行く」といった場合には、その相手の連絡先を教えてもらうなど最低限のルールを作りましょう。
「困ったことがあったらすぐに相談して」と繰り返し言い聞かせる
子供はインターネット上で起きたことを隠しがちです。出会い系やコミュニティサイトは匿名であることが多く、「黙っていたらきっとバレない」という心理が働くのでしょう。
ですが、実際にトラブルに遭った場合に一人で抱え込むのはとても危険です。親はすぐに相談に乗れる状態にしておき、子供にもあらかじめ何かあったらすぐに相談して、と言い聞かせするようにしましょう。
子供がネット犯罪に巻き込まれる…探偵調査は活用できる?
こうした出会い系をはじめとするネット上での犯罪行為。子供からネット犯罪を守るために、探偵調査は活用できるのでしょうか。いくつか該当する調査があるので、探偵側の目線からお伝えします。
SNSの利用を見守るインターネット調査
SNSなどを子供がどのように利用しているのか、これを専門的に見守るサイバー調査を実施している探偵もいます。SNSに詳しくない親世代にとっては安心できる要素となり、また実際に子供がトラブルに巻き込まれそうになったら未然に防ぐことができます。
知り合った相手を特定する素性調査
出会い系で知り合った相手と繰り返し会っている。親の目が届かないところで子供が何をしているのか不安…。そういった場合には素性調査も可能です。尾行や張り込みなどで子供の様子を見守り、誰と会って何をしているのかをチェックするのが素性調査です。
素性調査では子供の外出先や犯罪に巻き込まれていないかを調べられるため、同居している子供だけでなく遠方で暮らす子供の様子を調べる方も多いです。目的に合わせて調査の内容は変わるため、「子供の様子を見守って欲しい」「誰と会っているのか特定して欲しい」などなぜ調査するのかを明らかにしておきましょう。
知り合った相手に怪しい点があれば、その人物が誰なのかも特定可能です。その場合には子供の素性調査だけではなく子供が知り合った相手の素性調査も含まれることとなり、利用料金や調査期間が変わるため留意しておきましょう。
まとめ
たった今でも増えている子供が出会い系を利用したことによる犯罪行為。時には心を痛める子供が巻き込まれた犯罪をニュースで目にすることもあり、親としては心配な方も多いでしょう。
こうしたネット上の交友関係や行動も、探偵なら調査可能です。親も自分一人で何とかせず、子供のためにできることから始めてみましょう。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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