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探偵コラム

家庭内別居が子供に与える影響とは?夫婦関係の修復方法まとめ

夫婦関係が悪化すると「家庭内別居」となるケースも少なくありません。芸能人でも家庭内別居を体験する方は多く、傍目に見ると家庭を円満に築けているような方でも、実は家庭内別居状態という可能性もあります。

身近な存在である家庭内別居ではありますが、これは一体どのような夫婦関係を指すのかご存じですか?また夫婦に子供がいる場合、子供に与える影響も気になる点です。今回は家庭内別居とは何か、家庭内別居が子供に与える影響について詳しく見ていきましょう。

家庭内別居とは?どんな状態を指す?

家庭内別居とは文字通り「家庭は同じ(家屋は同じ)で暮らしているが、夫婦関係は破綻しており離婚をしていない状況」「実際は離婚しているが一階と二階などで離れて暮らしており、同居状態は続いている」といった状態を指します。

カップルチャンネルのユーチューバーが「別れているがカップルだと偽って業務を行っていた」ことが炎上した問題もありますが、そのように夫婦を続けている振りをしながら気持ち的には別居していると互いに認識している場合は家庭内別居です。夫婦関係は離婚を前提とした別居状態と変わらず、家に一緒にいるのに会話はなく顔も合わせない状態。家計が別々になっており、光熱費や家賃などは折半するケースは家庭内別居が成立していると呼べるでしょう。

また、二つ目の「離婚は成立しているがまだ一緒に暮らしている」状態も家庭内別居と呼ぶことがあります。この場合は元夫婦の二人は仲が良いこともあると思いますが、互いに別れている認識があれば「ルームメイト」「同居人」の関係でしかありません。

家庭内別居のメリット・デメリット

そう珍しくない家庭内別居。一体なぜ、夫婦は家庭内別居を選ぶのでしょうか。そのメリットとデメリットから特徴を調べてみましょう。

家庭内別居のメリットとは

家庭内別居のメリットの大半は「経済的に負担が少ない」ことが挙げられます。離婚していないが一旦別々に暮らし、人生を見つめ直す。そう決めても

・新しく夫、妻が過ごす家を契約する

・光熱費や家賃、食費が2倍に

・家具や生活用品一式をそろえ直さなくてはならない

と夫婦の別居はハードルが高いのです。互いに顔を合わせることなく自立できる別居状態は確かに気が楽ですが、経済的な理由で断念せざるを得ない場合も多いでしょう。その点家庭内別居だと別に家を借りることなく開始でき、極端に言えば思い立った瞬間から別居できます。子供がいれば家事・育児を別居しながらでも分担することは難しくなく、子供への影響を考えても「夫婦が別れて暮らすよりはまだマシ」と言える側面もメリットのひとつです。

また、世間体を気にする夫婦にとってもメリットは大きいです。別居するとどうしても近所からの目や著名人だと報道機関に分かってしまいますが、家庭内別居は言い出さない限り夫婦の状態を取り繕うことはできます。職場には夫婦関係の悪化は隠したいと思う方が大半ですが、家庭内別居は一度家庭外に出ると何が起きているかは推測できません。この点が芸能人夫婦にも家庭内別居がよく見られる原因かもしれません。

家庭内別居のデメリットとは

家庭内別居のデメリットとは、やはり完全な別居とは違い相手と一緒に暮らしている点が挙げられます。顔を見るのも嫌だ、顔を合わせると喧嘩になってしまうほど精神的に相手の存在が苦痛ならば、別居する方が精神面には良いからです。

さらに家庭内別居だけれど婚姻関係は続いており、戸籍上は独立できていません。夫・妻の了承なく不動産など大きな買い物はできないでしょうし、ローンを組みたいときも影響が出る場合もあります。扶養に入っているとどうしても夫婦が互いの収支を把握することとなりますし、再婚ができないという点もデメリットのひとつです。

さらに考えたいのは、夫婦に子供がいた場合。家庭内別居で夫・妻それぞれのパーソナルスペースを分けるのは構いませんが、では子供の居場所はどのように確保すればよいのでしょうか。独立できる年齢なら良いのですが、小さな子だと親からのサポートと愛情は不可欠であり、両親が揃っているにも関わらず二人から同時に愛される経験がないのは奇妙な状態です。これも考えなくてはならない家庭内別居のデメリットと言えるでしょう。

家庭内別居が子供に与える影響とは

家庭内別居は子供にどんな影響を与えるのでしょうか。次は、夫婦だけでなく家族の一員である子供はどう捉えるのかを詳しく解説します。

親への不信や不満が増える

家庭内別居で夫婦としては「世間体が保てている」と感じるのかもしれません。ですが、同じ家で暮らしているのに会話もなく互いを嫌い合った状態で、改善もしない両親をどう思うのかは想像に難くありません。これが夫婦の形だと子供が見て学んでしまえば、将来の愛情形成にも影響が出てしまうでしょう。

親への不信が増え、不満も同様に増えます。ある程度大きくなったのだから、親も自分のやりたいように生きていたい。そう思う方もいるのかもしれませんが、働き社会人になるまでは親が子供に与える影響は計り知れないものです。

情緒不安定になる子も

家庭内別居が続き両親の不仲が慢性化していると、小さな子は毎日受けるストレスをどう発散して良いのかわからず、精神的にふさぎ込んでしまうことも珍しくありません。家庭内の悪い養育環境は「マルトリートメント」と呼ばれ、ときには子供の脳成長にまで影響を及ぼすのです。

衝動的になったり反抗的になったり、大人を信じられない子ももちろん出てくるでしょう。情緒不安定な状態は子供が受ける強いストレスの表れでもあり、早急に事態を改善するのが親の務めです。

隠し事が増える、家族関係の悪化

夫・妻に隠れて相手の悪口を子供に言い続けたり、家族なのに本音が出せない状態だったりすると、子供も「それが大人の振る舞い方なのか」と学んでしまいます。子供は親の背中を見て育つとは言いますが、親子で話し方や仕草・癖がそっくりであることも珍しくなく、親の行動は子供に大きな影響を与えるのは科学的にも根拠があるのです。

子供自身も親にならって隠し事をするようになり、大きな問題が起きても親が対応できない場面も増えるかもしれません。悪化すると事件・事故に巻き込まれたり加害者になったりする可能性もあるでしょう。「父は母を悪く言う」「母は父を悪く言う」と子供が夫婦の板挟みになって、家族関係はますます悪化してしまいます。

家庭内別居時の不倫は慰謝料請求可能?

家庭内にいるのに離婚している状態と同じような家庭内別居。夫婦が問題を抱えていると、互いの貞操義務を破る浮気・不倫が引き起こることもありますが、家庭内別居時では不倫と呼べるのでしょうか。

また、離婚を考えてはいるけれど好きな人ができ、再婚を検討している方にも向けて家庭内別居時の不倫について解説します。

「夫婦関係が破綻」していると慰謝料請求できない

不倫はどんな夫婦関係でも問題になるわけではなく、不倫の因果関係が「互いの夫婦としての立場を脅かしたとき」に罪になります。例えば家庭内別居が成立していると、どちらかが不倫してもその立場を脅かしたとは言えません。不倫があってもなくてもいずれ夫婦は離婚することとなったでしょうし、配偶者に対して大きな精神的苦痛を与えるものではないからです。

そのため、夫婦関係が破綻した状態の家庭内別居だと慰謝料請求は不可能です。ただし、家庭内別居状態が「一方はそう認識していたが、もう一方は別居したとは思っていなかった」場合は慰謝料が妥当とも考えられ、夫婦関係が不倫以前にどうあったのかが論点になります。

離婚が成立していると慰謝料請求はできない

次にすでに離婚が成立しているが、事情などによって完全別居できていない場合です。この場合は当人たちの感情が「まだ好きだったのに」「離婚しても愛情はあった」などどうであれ戸籍上の夫婦ではないため、慰謝料請求の対象になりません。

内縁関係といって戸籍の解消ではなく、話し合いによって離婚を成立させる夫婦もいます。この場合は互いに「離婚した」と認識した時点で夫婦ではなく、不倫がもしあったとしても浮気の範疇と考えられます。慰謝料請求自体はできないので、話し合いによって問題を解決するのが妥当でしょう。

不倫が原因で家庭内別居していると慰謝料請求可能

次に不倫が原因で家庭内別居になった場合です。これは夫婦関係が破綻した原因が不倫にあり、それ以前に夫婦の中で「明らかに破綻と思える状況があった」のではなければ不倫が成立します。不倫相手と配偶者に慰謝料請求が可能で、不倫された側は自分の意思で「家庭内別居を続けるか」「離婚するか」を選べます。

ただし、気を付けておきたいのが離婚をした夫婦と離婚しなかった夫婦では慰謝料額に差が出る点です。一般的な相場を見てみると、

・不倫が原因で離婚した場合…100~300万円

・不倫があっても離婚しなかった場合…~100万円

と慰謝料額は少なくなります。あくまで目安ではありますが、ほとんどの場合で話し合ってもこの金額前後の慰謝料が妥当とみなされるため、「慰謝料は少ないが家庭内別居を選ぶ」のか「夫婦関係をこれ以上続けても意味がない」と考えて離婚するのが良いのかは慎重に選ぶとよいでしょう。さらに、不倫には慰謝料請求できる時効が決まっており

・不倫があったこと

・不倫相手が誰なのか

この2点を知り不倫の状態を把握したその日から3年が経過すると時効成立します。つまり、家庭内別居状態を受け入れて数年すると相手の不倫を認めたことになり、慰謝料が発生しないので注意が必要です。

家庭内別居状態を修復するにはどうする?

家庭内別居が一度起こったとしても、もちろん話し合い次第では修復できます。芸能人の夫婦でも「家庭内別居期間もあったが今では修復できた」という方もいるぐらいです。夫婦関係の修復方法を見ていきましょう。

話し合って落としどころを見つける

相手との仲違いを終わらせ、子供への影響も考えて「元の夫婦に戻りたい」と思ったら、配偶者と対話することが最も大切です。話し合いの中で互いの意見が一致することはなく、もしかすると相手は家庭内別居を望み続けるかもしれません。

冷静に話し合えなければ第三者を交えたり、カウンセラーなど夫婦それぞれの意見を聞いてくれる専門家を頼ったりするのも良いでしょう。話し合い、落としどころを見つけることで夫婦の距離を少しずつ縮めていかなければなりません。

誓約書を交わし夫婦のルールを明確にする

家庭内別居を始める際にも誓約書を交わす場合もありますが、家庭内別居を解消したときもこれまでのルールを見直し、互いに意思疎通が取れたことを誓約書によって約束するのもおすすめです。もし不倫が原因で家庭内別居状態になっていれば、離婚を避けるために不倫誓約書を作成する方もいます。

誓約書ではどんな約束をしても構いません。家庭内別居を解消したので、この先の不貞行為は有責となる点や、定期的に二人で過ごす時間を作る旨を約束しても良いでしょう。金銭が絡む約束の場合は必ず書面に書き残し、署名・捺印の上公正証書として残すのも検討すると良いかもしれません。これは慰謝料などを請求する場合、未払いが続くと強制執行の手段が取りやすくなる仕組みです。

手間や手続きは必要ですが、夫婦の対話こそ歩み寄りの一歩。ここで夫婦関係をうやむやにせず、お互いの意見を出し合って関係性を明らかにしておくことが大切です。

子供にも状況を説明する、子供の意思を尊重する

子供への影響を考えて、子供には夫婦の問題に対して嘘をついたりごまかしたりせず状況を分かりやすく説明しましょう。子供の意思を尊重し、「あなたはママと一緒に暮らしたいよね?」と強制したり選べない選択肢を与えたりしないようにすることが前提です。

両親が不仲の子供は、親に対してどう思いを抱いているのかは個人でそれぞれ異なります。とはいえ、もし自分が子供の立場だと考えたときに「親があるべき姿」の理想に近づくのが大切なポイントです。

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