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探偵コラム

不倫の末妊娠。慰謝料はどうなる?何をするべき?一刻も早くやるべきこと

どの時代もなくならない夫婦間の不倫。不倫とは配偶者以外の相手との恋愛を指し、民法上の不法行為にあたります。やってはならないことに加えて、時には不倫の末に「不倫相手の子を妊娠した」「配偶者が不倫によって相手を妊娠させた」といった場合もあるでしょう。

肉体関係を持ったために当然の結果であるとはいえ、妊娠が分かるとやっておかなければならないことも増えます。今回は不倫の末の妊娠について、詳しくチェックしていきましょう。

不倫するとどうなる?慰謝料の相場とは

不倫は民法上の不法行為であるため、慰謝料請求の対象となります。また、不倫とは定義が決まっており「肉体関係の伴うもの」が当てはまります。

プラトニックな関係ではないからこそ、当然妊娠する可能性もあるのが不倫。では不倫すると夫婦に何が起こるのか、慰謝料の面から考えてみましょう。

不倫慰謝料の目安

まず不倫すると慰謝料が発生します。不倫の慰謝料とは、

・夫婦が離婚した場合…100~300万円

・夫婦が離婚しなかった場合…~100万円

が目安・相場となっています。慰謝料額は双方がすぐに合意する金額で落ち着くのはまず難しく、大抵の場合金額を決める際に時間を要するでしょう。夫婦の中で落ち着かなければ調停・裁判で決めることもありますが、このときに一般論として目安を基準に考えることはよくあります。

不倫で妊娠すると増額傾向に

慰謝料の目安はありますが、不倫があまりにも悪質であったり不倫期間が長かったりすると、相場以上の額になるケースもあります。この「悪質性」には不倫での妊娠も含まれており、精神的ダメージがより強いとされ増額される可能性は高いと言えそうです。

ただし、裁判で慰謝料を決める場合には裁判官によって「肉体関係の伴う不倫の結果なのだから当然」と妊娠自体が影響しないとみなすこともあります。出産していると配偶者に対する精神的苦痛は大きく、かつ認知や養育費の問題など事態も大きくなるために、慰謝料は増額されると思っておきましょう。

不倫中の妊娠判明。何をすればいい?

不倫中に妊娠がわかったら、まずはどうすればよいのでしょうか。事実が判明した直後はパニックになってしまい咄嗟に何も行動できないかもしれませんが、できる限り落ち着いて状況を判断することをおすすめします。

すぐに事実確認をする

何はともあれ、まず妊娠は本当かどうかをチェックしましょう。不倫相手からの説明や月経が遅れているというだけでは、妊娠かどうかは判断できません。妊娠検査薬を使用し、可能性を探ってみてください。

妊娠検査薬の種類にもよりますが、結果が反応するのは最後の整理予定日から1週間後など期間が決まっています。つまり、ある程度妊娠から時間が経たないと検査薬にも反応しないということです。また、妊娠可能であるのは女性の排卵日前後のたった数日程度しか時間がありません。その間の性交渉相手が「不倫相手だったかどうか」も確認したいところです。

排卵日や月経は個人差が大きく、「誰が父親か分からない、不確か」であるケースもあるでしょう。そうであっても妊娠は継続するかどうかの決定まで時間が決められていることなので、まずは検査薬と受診により妊娠を確認することは一刻も早くやっておきたいものです。

出産継続するのかどうか話し合いする

妊娠がわかったら、お腹の中の子供をどうするのか話し合いましょう。妊娠は当然ですが、いつでも中絶できるわけではありません。さらに出産するとなると、当事者間の問題を解決する以上に子供の養育環境についても真剣に話し合わないといけないのです。

出来る限り話し合いは早く済ませて、出産するかどうかの判断をしておきましょう。

中絶を考えている場合

妊娠継続が困難だと思ったら、中絶します。ただし中絶するには条件があるので注意しておきましょう。

・妊娠の継続ならびに分娩が身体的・経済的理由により、母体の健康を著しく害する恐れがある

・暴行もしくは脅迫によって抵抗・拒絶できない間に妊娠した場合

いずれかを満たしていると中絶可能ですが、現状の法律だと「経済的理由」が幅広く設定されています。不倫による妊娠は慰謝料が発生する・養育費の問題・認知の関係などさまざまな金銭面が通常とは異なると想像できるため、中絶手術を受けられないというケースはないと考えられるでしょう。

また、気を付けたいのは中絶手術とは妊娠21週6日までに受けないとならない点です。中絶できる産院に行ってすぐ手術できるわけではないので、早めに妊娠を判明させて手術の予定を組まなくてはなりません。なおかつ、中絶手術は妊娠初期段階だと日帰りでできる・身体的負担が少なく済む代わりに、妊娠中気だと人口死産となります。もちろんどちらも母体にダメージが残るものではありますが、妊娠初期の方が比較的負担が少なくなります。不倫の場合に限らず、早め早めに行動しておいた方がよいでしょう。

出産すると考えている場合

出産すると決めた場合、もしくは中絶可能な期間が過ぎている場合はもっと考えるべきことがあります。女性が既婚の場合・未婚の場合のふたつを見ていきましょう。

不倫している女性が既婚の場合

既婚者である女性が不倫のすえ妊娠した場合、「不倫相手の子を出産する」と隠し通すことは難しいものです。また、婚姻中に妊娠した場合や離婚後300日までに出産すると、法律上その子の父親は夫もしくは元夫となります。これを法律上で「摘出推定」と呼びます。

つまり子供が産まれると戸籍上の父親は妊娠した子の父親が誰であれ、夫もしくは元夫になるのです。中には「夫との子だと偽って出産すればよいのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかし、子供が成長して実際の父親が別にいると知ったとき、また法的にも倫理的にも反した行動であることを考えると、嘘をついて子供を産むのは避けた方がいいと断言できます。

不倫している女性が未婚の場合

未婚のまま不倫相手の子を妊娠し出産すれば、摘出推定が及びません。そのためお腹の子の父親とは戸籍上・法律上の結びつきはないのですが、不倫相手の男性には子を認知するかどうかを決める必要が出てきます。

認知すると扶養の義務が生じ、端的に言うと養育費を支払い子供の成長をサポートしなければなりません。また戸籍にも認知したことが記され、父親が死亡するとその財産を相続することが可能です。戸籍に残るために、その子が大きくなってからでも父親が誰なのかを知ることができるでしょう。

認知とは胎児であれば母親の同意が必要であり、出産後は母親の同意は不要・父親となるものの意思のみで可能となります。父親が自主的に認知しない場合、その決断に母親が不服なら申し立てを行い強制認知の手続きも可能です。認知もしない、一人で育てると女性が決意すればそれは可能ではありますが、未婚のまま一人の子を産み、育てるのは大変な労力が伴います。また、子供にも十分な養育環境を用意できない可能性もあるので、出産は自分だけでなく子供のことも考えて慎重に決めなくてはなりません。

今後夫婦はどうするのか話し合う

不倫で妊娠が判明。それでも夫婦関係を続けるのか、離婚を選ぶのか。今後の夫婦関係についても時間を作り話し合う必要があるでしょう。

離婚し不倫相手と再婚する

離婚して不倫相手と再婚する場合、これも話し合い次第では可能です。ただし不倫した配偶者は「有責配偶者」であり、離婚するかどうかの意見を出すことはできません。つまり、配偶者が「絶対に離婚に応じない」と言えば、不倫相手と再婚することもできないでしょう。

これまでの夫婦関係を解消すれば、不倫相手と二人の子供と暮らせると考える方も多いです。実際には慰謝料が発生し、元の夫婦に子供がいれば養育費なども当然必要なので、経済的には困難が予想されます。慰謝料とは不倫相手にも支払い義務があるため、再婚後も多額の借金がありながら生活を続けることはできるかどうかを、現実的に考慮した方が良いでしょう。

不倫を解消して夫婦関係再構築をする

不倫相手とも話し合い、不倫を解消し家庭に戻るのは確かに望ましい結果かもしれません。しかし不倫相手が中絶を拒むと話し合いも長引き、なおかつ家族に不倫が発覚するのは時間の問題です。例え妊娠の結果認知をしないと決めても、そう話がまとまるかはわからないのです。

家族に話をせず、こっそり不倫相手の子を認知したとしましょう。これは戸籍にも残るため、家族が見たタイミングで不倫に気付けます。配偶者が不倫に気付くと慰謝料を請求したり離婚となったりして家庭が壊れるだけでなく、夫婦に子供がいるとその子たちにも影響があります。離婚しなくても、夫婦関係が悪化するのは避けられないでしょう。

離婚しないまま不倫関係を継続すると?

離婚もせず、不倫の結果妊娠したとしても不倫関係を続ける方ももちろんいます。しかしいつかは妊娠した事実や中絶の話は家族にばれてしまい、離婚となったり子供や親族と関係が悪くなったりなど、リスクは高まると考えてよさそうです。当事者としては中絶も二人の関係性に影響はないと思うのは勝手ですが、中絶への身体的ダメージや胎児を失ってまで不倫を大事にしなければならないのかは、今一度冷静に倫理観をもって考えておきたいものです。

不倫かも?と思ったら

では、不倫かも?と思ったらどうすればよいのかを考えてみましょう。不倫の問題は妊娠の有無にかかわらず、その可能性がある以上は早く解決した方が良いです。いつかは終わるかも、勘違いかも、といって問題解決を先延ばしにせず、できる限り早急に話をまとめましょう。

放っておかず不倫の可能性を探る

まずは不倫の可能性を探ることです。不倫が発覚するにはいろいろな証拠が必要ですが、よく聞かれる不倫のバレ方は、

・LINEなどスマホで不倫相手とやり取りしていることがわかった

・相手の態度がおかしかった

・カマをかけたら自白した

・不倫相手からのプレゼントが自宅にあった

・不倫としか思えないレシートや請求書が残っていた

・夫婦が使っていない避妊具や妊娠検査薬、診断書が見つかった

といったもの。自宅や配偶者の持ち物を探ってみると、もしかすると不倫が分かるかもしれません。スマホの中身を確認できたら不倫は確かめられるとは思いますが、チェックは配偶者に分からないように行う必要があります。もし探っていることがばれると、相手から不信感を得るだけでなくより不倫を隠されてしまうでしょう。自分で調べる段階では、変に外泊が増えていないか、残業や会社の飲み会、出張など不自然な外出が増えていないかを確認する程度で構いません。

ここで不倫の可能性が高いと思ったら、それ以上は専門会社に任せましょう。探偵や興信所は一般の方でも利用でき、調査によって普通なら知ることができない不倫の状況や不倫相手が誰なのかを分かることができます。

不倫調査を利用する

不倫調査とは、その名前の通り不倫を調べるための調査。料金はかかりますが誰でも配偶者の不倫を調べるためなら利用でき、不倫の実態を調査報告書として確認することができます。

不倫の末に妊娠がわかると、はっきりさせておきたいのが本当に妊娠したのかどうか。また不倫相手との話し合いも避けては通れません。なおかつ妊娠継続期間は限られており、中絶も考えないといけないのなら早く事態を把握する必要があります。不倫調査のメリットは、何も技術を持たない一般の方よりも素早く効率的に調査できる点です。探偵や興信所によっては調査する日を指定することもできるため、事前に不倫をする日が分かっている場合は数日の調査でも不倫がわかることがあります。

不倫の妊娠を解決するために調べる場合は、どのように動けばよいのか分からない方がほとんど。探偵・興信所はまず不倫に関する相談もできるので、一度助言を受けても良いかもしれませんね。不倫は一人で解決するには難しい問題です。周りに相談できれば良いのですが、家庭内のセンシティブなことなので誰にも打ち明けられないこともあるでしょう。

まずは無料の相談から始めて、不倫の問題を解決していきましょう。

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