探偵調査はどのくらい費用が必要?尾行・張り込みなど自分でもできる?
浮気の証拠を集めたり、いなくなった人を探したり。探偵は個人では調べきれないことを調査し、問題の解決に役立てます。この探偵を雇うための費用をみなさんはご存じですか?
今回は探偵に関する疑問の中でも、多くの声が聞かれる「どのくらい費用が必要なのか」「尾行や張り込み、聞き込みなど、探偵調査は自分でもできる?」この2つを解説していきます。
これから調査を依頼しようと思っている方、探偵調査に興味がある方はぜひ参考にしてください。
探偵費用はどのくらい必要?
まずは探偵の費用についてです。探偵の費用は、
・調査の難易度
・調査する期間
などによって左右されます。また、業界全体で水準が決まっているわけではなく、料金設定は各社にゆだねられているため「どの探偵を選ぶのか」によっても異なります。
例えば浮気調査を例に出してみると、
A社…1日40,000円~
B社…1日50,000円~
と差があります。そのため費用がどのくらい必要なのかは「一概には言えない」ことを知っておきましょう。
ただ、相場や水準が決まっていないとはいえ、業界全体である程度の基準はあります。極端に1日20万円する、だとか反対に5,000円しかかからないといった料金にはならないので平均値を知っておきましょう。日本探偵業協会が行ったアンケートによると、全体の90%以上の探偵事務所が「1時間1万円~程度かかる」と答えています。これを考えて、今悩んでいる探偵の料金は安めなのか高めなのか、また価格が平均よりも高く・安くなる理由はなぜなのかをチェックしておくと、料金と調査に関して満足度を高められるでしょう。
探偵の尾行と張り込みの実態とは?効果的な証拠収集のカギ
浮気調査や人探しなど、探偵に依頼する調査の中で頻繁に使われる手法が「尾行」と「張り込み」です。これらは調査の中核をなす手法であり、探偵がどのようにして対象者の動きを追跡し、証拠を収集するのかを理解することが、調査の効果を高めるために非常に重要です。
尾行:対象者の行動を徹底的に追跡する技術
尾行は、探偵が対象者の行動を把握するための最も基本的かつ重要な手法です。尾行は一見簡単そうに思われますが、実際には高度な技術と経験が求められます。探偵は周囲の環境になじみ、自然に溶け込むことで、対象者に気づかれることなく追跡を行います。徒歩や自転車、車などを使い分け、対象者がどこに向かうのか、誰と会うのかをしっかりと確認します。
また、探偵は尾行の過程で写真や映像を撮影し、後に証拠として使用します。これにより、調査対象者の不審な行動を明確に捉えることができます。尾行は非常に忍耐力が必要であり、対象者がどのような行動を取るのかを常に予測しながら動く探偵のプロフェッショナルな技術が求められます。
張り込み:対象者の出入りを確実に捉えるための忍耐力
張り込みは、対象者が特定の場所に出入りする際の行動を確認し、証拠を収集するための手法です。これは、対象者が特定の場所に頻繁に出入りしている場合や、浮気現場を押さえる際に非常に効果的です。探偵は対象者が姿を現すまで長時間待機し、その出入りの瞬間を写真やビデオに記録します。
張り込みの成功には、適切な場所の選定が不可欠です。対象者に気づかれることなく、かつ証拠を確実に押さえられる位置を見極めることが求められます。張り込みは、時間と忍耐が必要な作業であり、探偵の経験とスキルが試される瞬間です。
探偵はどうやって調査しているの?
では、探偵はどうやって調査を行うのでしょうか。調査の目的によってさまざまな手法が行われますが、基本的には以下の3つが主流であり基本です。ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
聞き込み
聞き込みとはその名の通り、関係者などに聞いて回ることで情報を得る方法です。聞き込みは調査対象者に近い人間だとより確実な証拠が手に入りますが、逆に調査対象者に探偵が動いていることが分かってしまう場合があります。
調査がバレると、当然その時点で中断です。そのため、どの探偵でも聞き込みする相手や質問内容はしっかり考えられており、「探偵であること」を堂々と名乗る聞き込みでないことは知っておきましょう。
張り込み
次に張り込みです。調査対象者がどこかの建物に入ると、その出入りを写真や映像に収めて証拠として扱うことができます。結婚調査や浮気調査で使う手法です。また、調査対象者が何か目的のことを「やった」現場を押さえるために張り込みすることもあるでしょう。これはストーカー調査や素性調査で必要です。
張り込みは「長時間滞在しても良い場所か」「相手にバレない位置か」「きちんと現場を押さえられるか(映像などに残せるか)」などさまざまな条件を考えなくてはなりません。探偵の調査はいついかなる時も法律を無視して良いわけではないため、違法性のない方法を確実に選び、忍耐強く張り込みを続けます。
尾行
最後が尾行です。尾行は行動調査とも言われ、調査対象者が退社後にどこへ向かい何をするのか、または決められた就業規則を守った行動をしているのかなどを調べるために行われます。
尾行は探偵のメインとなる調査方法でもあり、みなさんが想像する探偵も「背後からこっそり対象者をつけている」というものではないでしょうか。一見簡単そうに見えますが、実は奥深く技術が相当必要なのが尾行です。
まず、周りの雰囲気になじむように一般人の格好をします。例えばビジネス街に派手な私服の人物がいたら、周囲からは浮いてしまうでしょう。場合によってはスーツを着たり、作業着風の格好をしたり、住民の振りをしたりするなどカモフラージュして尾行します。
尾行は徒歩や自転車、自動車などさまざまな乗り物で行われます。相手に見つからないようにするにはもちろん、映像などで証拠も残さなければならいため、高いドライビングスキルやテクニックが必要です。YouTubeには探偵社が公開している尾行中の映像がアップされているので、気になる方は「どこまで近づいているのだろう」と参考にしてみても良いかもしれません。
探偵調査は自分でもできる?
以上のような探偵の調査方法を見たら「尾行くらいは私にもできそう」「張り込みならその場にいるだけでいい」と真似したくなる方も多いかもしれません。冒頭でお伝えしたように、探偵の調査費用が気になるので「途中まで自分で調査したい」という意見にも頷けます。
ですが、前提として探偵調査を完全に自分で再現するのは難しいものです。これを踏まえて、探偵調査は自分でもできるかどうかを考えてみましょう。
すべて自分でやるのは「不可能」ではない
すべて自分で探偵の調査をするのは、不可能ではありません。張り込みや尾行、聞き込みをする時間と労力さえあれば可能ではあるでしょう。
しかし、現実的に日常生活を維持しながら長時間の張り込みはできるでしょうか。また、聞き込みする際に「調査対象者の奥様」など自分の身分がバレてしまうケースや、相手が分かっているからこそ聞き出せない情報もあるかもしれません。
自分で調査できることにはできるけれど、プロに依頼した時ほどの成果や精度、スピーディさは得られない点は十分注意しておきましょう。
「それ違法?」調査を自分でするのは危険
また、張り込みする際は「ずっといても周囲の迷惑にならないか」「不法侵入など違法性がないか」を考えなくてはなりません。尾行も自分にとって関係のない相手、例えば「浮気相手かもしれない人物」を執拗に追いかけまわすと付きまとい行為になってしまいます。
さまざまな可能性を考えて行動しなくてはならないため、自分で行う調査には常にリスクが付きまといます。
まとめ
探偵調査にかかる費用や、調査方法などをご紹介しました。費用は決して安いものではないため、自分で調査したくなる方もいるかもしれません。しかし、安易に自分で調査するのはおすすめできません。また、自身で調べたとしても費用が安くなるかどうかは分からないのです。調査対象者に感づかれたために、調査難易度が上がり高くなる可能性も否めません。
調査の依頼を考えたら、まずは探偵に相談しましょう。的確で冷静な行動をとることで、自分にとって満足のいく調査になるはずです。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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