探偵調査を依頼したい!事前に知っておくこと、準備することまとめ

探偵・興信所では、浮気調査や素性調査など一般の方にとっても馴染みのある調査を依頼できます。しかし、探偵を利用した経験はあるでしょうか。ほとんどの方が探偵調査を依頼するのは初めて、自分ではどうしようもなくなった時の最後の頼みとして探偵を利用することと思います。
その時に重要となるのが、事前準備です。準備があるとないとでは大きな差が出るのでまずはどんな準備が必要なのか、事前に知っておくべきこととは何かを確認していきましょう。
今回は探偵調査をもっと満足いくものにするために、準備することをご紹介します。今探偵に依頼するかどうか迷っている方、いつか探偵への依頼を検討しているという方は参考にしてください。
準備不足だと探偵調査が失敗することも

「準備が大切」な探偵調査ですが、では準備不足だとどのような結果を招くのでしょうか。
さまざまなパターンが考えられますが、おもに
・探偵調査に不満が残る
・悪質な探偵を選んでしまいトラブルに巻き込まれる
・余計な調査まで依頼してしまい、調査結果が出るのが遅く調査料金も高くなる
などが挙げられるでしょう。
探偵の調査料金は決して安いものではなく、また調査結果はいち早く知りたいものです。一つずつ例を挙げて解説します。
探偵選びに失敗する
準備不足が招くトラブルとして、探偵選びに失敗することが挙げられるでしょう。これまで探偵の選び方を知らないという方がほとんどなので、まずは正しい選び方を知っておくことが大切です。
各探偵の強みを知る
探偵調査には浮気調査やストーカー調査、素性調査などさまざまな種類があります。このうち、A社は浮気調査が得意、B社は企業向けの素性調査の実績が多い、など特徴があるでしょう。
各探偵それぞれの強みを知り、自分の目的に合った探偵を選ぶのが大切です。例えば結婚調査は絶対に婚約者にバレたくないもの。しかし結婚調査に不慣れな探偵を選んでしまうと、もしかすると失敗する可能性があるかもしれません。
事前にホームページなどでリサーチするのはもちろん、口コミや相談して実際に実績を聞いてみるなど、しっかり探偵について調べてから依頼しましょう。
自分のフィーリングは大切に
探偵ではすぐに契約へと進むのではなく、まずは調査内容について面談しじっくり検討してから契約になります。一度調査する前に相談員や調査員と話をする機会があるので、ここで印象を見極めるのも大切です。
どんなに口コミでの評判が良くても、例え知り合いから紹介されたのだとしても、「周囲からの評判がいいから自分と合う」とは言い切れません。何か引っかかることがあったりどうしても不信感がぬぐえなかったりするのなら、口コミよりも自分の感覚を大切にしましょう。
反対に親身になってくれる受け答えや対応が丁寧で好印象であれば、その探偵とは相性が良いと言えます。探偵調査の前の相談でフィーリングを確かめるようにしましょう。
急いだ結果不満の残る調査になった
探偵調査をお願いする時、「早く証拠が欲しい、結果が知りたい」と思うあまり比較検討もろくにせず急いで決めることもあるかもしれません。探偵側も「早く契約した方が良いですよ」と急かすこともあるので、よりよく考えずに探偵を決めてしまう…。そんなケースも可能性がゼロではありません。
まず契約を急かす探偵はあまりおすすめできるものではありませんが、よく考えずに急いで決めるとやはり依頼人側としては不満が残ります。
「もっと詳しく調べて欲しかったのに」「目的と微妙にズレた成果になってしまった」など、せっかく高い調査料金を支払ったのに満足いかないと納得できませんよね。慌ただしく精神的に疲弊している中探偵を頼る方は多いのでよくありがちな失敗ではありますが、急いでいて自分に余裕がないときこそ、冷静になって立ち止まって考えたいものです。
調査する期間が長くなる
準備が不十分だと調査する項目は必然的に増えます。例えば、素性調査をしたいけれど相手の行動パターンも分からなければ、まずは調査対象者の行動範囲や職場から調べる必要があります。事前に分かっていると「どの日に調査すると成果が出やすい」などの予測ができるのですが、準備がないと肝心の調査成果にたどり着くまでに時間がかかるのです。
調査結果は急がないという方は少ないでしょう。みなさんも、浮気調査や素性調査を依頼した時は「できる限り早く成果が欲しい」と思いますよね。スムーズに調査できるよう、情報を整理しておいたり準備したりするのがおすすめです。
調査料金が高くなることも
調査期間が長くなると、同じように調査料金が高くなるケースもあります。探偵の調査料金は各営業所で異なるのですが、大きく分けて3パターンの料金体系に分かれます。
・時給型
・パック型
・成果報酬型
このうち、時給型とパック型は調査した時間に応じて料金が決まることが多く、素早く調査できるとよりお得になります。成果報酬型は文字通り成果があれば報酬が発生する料金プランですが、こちらも準備があればあるほど成果は得やすいでしょう。
調査料金は安いものではないので、できる限りお得にしたいですよね。料金がネックになって「安い料金の探偵を選ぶ」という方もいますが、良質だけど料金は高めの探偵でも、準備次第ではできる限り金額を抑えて利用することも可能ではあります。
調査別・事前に準備しておくこと

それでは調査別に事前に準備しておくことを見ていきましょう。こちらはあくまで一例なので、調査によって必要な準備は細かく異なります。もし分からなければ探偵に「どのような情報があればいいのか」を聞いてアドバイスを受けると良いでしょう。
浮気調査の準備
配偶者の浮気を調べる浮気調査。準備することをリストアップしました。
・パートナーの名前、勤務地
・浮気相手(だと予測できる)の名前、勤務地
・パートナーの行動パターン
・自分で得たLINEやメール、写真などの浮気の証拠
・レシートなどの明細書
・浮気していると推測される日時
・浮気している可能性があると思ったきっかけや出来事
・そのほか怪しい点
まずは調査対象者であるパートナーと浮気相手の名前と生活パターン、職場など詳細にプロフィールをまとめておきましょう。探偵では尾行や張り込みをするので、わかりやすい顔写真も必要です。
また、浮気調査で重要なのが「浮気の証拠」かと思います。こちらでご紹介した証拠は一つずつ考えていくと、どれも「浮気を言い逃れできる」ものです。これを動かぬ証拠にするのが探偵調査なので、準備段階では無理なく自分が集められる範囲での証拠で構いません。
また、浮気調査の料金を安くしたい、できるだけ早く解決したいからといって自分で調査するのはおすすめできません。かえって相手の警戒心を煽ってしまうこともあるので、探偵の指示に従うようにしましょう。
素性調査の準備
素性調査は対象者がどんなことをしているのか、相手の本質を調べる調査です。企業が採用予定の社員に行ったり勤務態度を調べたりするのに利用したり、婚約者に対して「結婚しても大丈夫かどうか」を確かめるために利用したりすることもあります。こちらは結婚調査、婚前調査と呼ばれることが多いです。
では、素性調査で準備しておきたいことを見ていきましょう。
・名前や写真
・事前に聞いているプロフィール(相違ないかを確かめるため)
・その他人物について特徴
・調査の目的
このうち、調査の目的は大切です。中には素性調査を偽ってストーカー目的で探偵を利用する悪質な依頼もありますが、その疑いを掛けられる前に「なぜ調査するのか」ははっきり説明できるようにしましょう。
人探しの準備
人探し調査で準備することをまとめました。
・行方が分からなくなった当日の服装
・名前や顔写真
・日記やメモ、可能ならSNSの記録など
・当日の所持金と持ち物
人探しでは事前の準備はあるだけ用意した方が良いでしょう。残されたものに「どこへ行ったのか」のヒントが隠されている場合もあります。
ストーカー調査の準備
ストーカーしている当人を見極め、ストーカーの証拠を掴む調査です。ストーカー被害に悩む方は警察に通報する前に「証拠」をそろえて事件解決する、といった使い方をしています。
・心当たりのある人物の名前と写真
・嫌がらせの現場、手紙や送られてきた物品などの証拠
・ネット上で嫌がらせを受けていたら、そのスクリーンショットなどの証拠
ネットストーカーの被害は今現在増えています。実生活のみならずSNSでも執拗にダイレクトメールを送られたり、誹謗中傷されたりしている方は、該当アカウントと送られてきた文面をスクリーンショットで記録し、プリントアウトして持ち込むと良いでしょう。
その他嫌がらせを受けたら、片付ける前に写真で収めておくと証拠として扱えます。気分の良いものではありませんが、ぜひ一度検討してみてください。
探偵調査を依頼する前に知っておきたいこと

探偵調査を依頼する前に、知っておきたいことを見ていきましょう。探偵に伝えることもまとめたので、相談に行くかどうかで迷っている方やなかなか探偵に問い合わせに踏み切れない方は参考にしてみてくださいね。
調査の目的をはっきりさせておく
どの調査でも言えることは、調査の目的をはっきりさせておくことです。探偵調査はなぜ依頼しようと思ったのでしょうか?
・浮気の証拠を入手して、相手に浮気を認めてもらいたい。
・離婚するかどうかで話し合いしているので、相手に非があると証明する浮気の証拠が欲しい
・婚約相手に怪しい点が多く、婚約破棄も考えている
・ストーカー被害を警察に相談したが、証拠がなく捜査が始まらない
この目的に合わせて、探偵では証拠を揃えます。問題解決が進まないと当人の間での示談だけでなく、調停や裁判に進む場合も考えられますよね。探偵が行う調査の結果をまとめた「調査報告書」は調停や裁判で事実の証拠として使うこともでき、勝訴した判例も残っています。いずれの調査でももちろん詳細に事実が分かるに越したことはありませんが、目的を最初に伝えておくと計画的に調査を進めることができるでしょう。
調査するエリア・日時はできるだけ絞る
先ほどからご紹介しているように、調査する予定日や対象者の生活圏など情報がそろっている方が調査の精度は上がり短期間でできます。調査するエリアや日時はできるだけ絞るようにすると良いでしょう。
ただし、個人で調べても分からない場合は無理に調べ上げる必要はありません。よくあるパターンですが調査期間が短くなると安上がりになるからといって、自分で不倫調査を行い証拠を掴もうとするものです。
対象者が隠していることを暴く浮気・不倫調査は相手が一度「探られているのでは」と疑うとガードが固くなります。本来であれば得られたはずの情報も隠されたりごまかされたりするので、自分で調べるときは慎重に行いましょう。
複数社から比較検討する
調査を依頼する探偵は、1社しか検討していないということはないでしょうか。探偵を検索して目星をつけ、相談して見積もりを取るのは一括ではできないことですし、とても時間と労力が必要です。
それでも調査を充実したものにしたいなら、可能な範囲で何社かを比較して決めましょう。例え1社が「安くて詳しく調べられる」と言っても、何と比較して安いのかが分からないからです。相談して質問に答えてもらったけれど納得がいかず、「他社も同じようなものですよ」と言われたとしても、判断材料に困りますよね。
探偵に依頼する前に他の業者も検討し、比較したうえで契約する探偵を見つけてください。
「何を準備したらいいの?」と悩んだら相談を
何を準備したらいいの?と悩んだら、まずは探偵の相談で尋ねてみるのも一つの手段です。浮気を調べる方法などはネット上にさまざまな情報がありますが、どの浮気にも一つとして同じものはなくパターンは多種多様です。その中でも「どう行動すれば情報が得られるのか」は探偵としてもアドバイスできる可能性もあるので、悩んだらまず相談しましょう。
大切なのは一人で抱え込み過ぎないことです。個人で調べられず、第三者の力が必要な時に頼れる探偵の調査をうまく利用して、問題を解決に導いてみてください。