この人は「結婚詐欺師?」結婚詐欺の手口・見極め方とは

ニュースやネットの中でよく見かける「結婚詐欺師」。自分とは無縁なものだと思っている方は多いですが、最近では結婚相談所や婚活で出会う男女が多くその中には「結婚を匂わせてお金や物品を奪う」という詐欺師も紛れていると言います。そんな婚活する方の敵、結婚詐欺師の見極め方はあるのでしょうか。あまり知られていない手口とあわせて、今回は解説していきましょう。
結婚詐欺師とは?

結婚詐欺師とは、「結婚する気がないのに異性に近づき、婚約を匂わせることでお金もしくは財産を奪い取る詐欺」を指します。婚活や結婚相談所などに登録する方は「近い将来結婚したいと希望している」ことが前提です。そのため、結婚を理由に接近しやすく詐欺も働きやすい背景が整っていることから、婚活などで出会う際にはこうした「結婚詐欺」がある実情を知っておくことをおすすめします。
結婚詐欺そのものを取り締まる法律は現在ありませんが、財産を詐取したものは「詐欺罪」が適応されるでしょう。ただし、結婚詐欺だと「詐欺された」と立証するのは難しいとされています。恋愛感情が絡む結婚詐欺は「プレゼントを渡した」「金銭を渡した」というのはすべて口頭でのみ行われるからです。騙したことを立証する証拠が残らないのがほとんどであるため、詐欺罪で立件する前に結婚詐欺に遭わないよう、慎重に行動することが望ましいでしょう。
結婚詐欺の手口

結婚詐欺師は男女問わず現れます。まずはその手口を見ていきましょう。
婚活サイトや婚活パーティなどに現れる傾向がある
先ほども説明したように、婚活市場だと「結婚を希望する男女」が多いため、詐欺師から見るとターゲット層が合致しています。このとき、マッチングする結婚相手に
・年収600万以上
・弁護士限定
・医師限定
など条件を付けることが可能です。そのため、お金を持っていそうな人ほど詐欺師から狙われる可能性が高く、詐欺師にとっては「ターゲットがお金を持っている人物か」を見極めやすいとされています。
中には身元確認を徹底する結婚相談所もありますが、合コンに近い突発的な婚活パーティだと「身元を隠して詐欺師が潜んでいる」こともあるでしょう。結婚詐欺の場合、嘘をついてでも相手の理想の異性を演じ、巧みにだまします。出会ってから比較的早い段階で結婚を匂わせる詐欺師も多いのですが、「理想の相手と出会えた。これは運命だ」と詐欺であることを見抜けなくなるのです。
結婚前に金銭のやりとりが生じる
「君に楽をさせたいから事業を起こす」「結婚後のために資格を取得したい」などの理由で、お金の無心をしてくるのが多くの結婚詐欺に見られる手口です。また、自身が詐欺を働いているにもかかわらず、「詐欺にあった」「結婚式の費用が捻出できなくなった」といってお金を奪う方も多いと言われています。
このとき、結婚詐欺の特徴として必ず二人の将来のため、結婚のためという理由付けをするのがほとんど。また、第三者を巻き込んで金銭をだまし取ることもあるため、「向こう側の両親にもお願いされた」というケースでも気をつけておきましょう。
連絡が取れないことが度々ある
結婚詐欺を未然に防いだケースには、「時々婚約者と連絡が取れないことがあった」という証言をする方がいます。連絡が取れない理由にはさまざまありますが、
・実は既婚者だった
・本命の婚約者が別にいる、複数人と関係がある
・結婚詐欺が成立したら姿を消すために準備していた
などが考えられます。確かに仕事が忙しく、結婚前に生活が慌ただしくなるのは事実。とはいえ、「まったく連絡が取れない」ことが頻繁にあるようでは、怪しいと疑うほかありません。
結婚詐欺師は同じ手口で何度も詐欺を繰り返します。一度詐欺を済ませるとすぐに次のターゲットへと移るため、音信不通になったり姿を消したりすることがあるのを頭に入れておきましょう。
結婚詐欺師を見極める方法

結婚を切望している方にとって、結婚を匂わせて金銭や財産を奪う結婚詐欺師は許せない存在です。被害にあう前に、見極める方法はないのでしょうか?一緒に考えていきましょう。
結婚や交際のタイミングが早いかどうか
詐欺師の目的は、ターゲットから金銭・物品をもらうことです。そこで、こちらの望む結婚を匂わせて早急に距離を縮める必要があります。そのため、比較的速いタイミングで結婚を前提とした交際や婚約の話を持ち掛けるのが特徴です。
冷静に考えると「あまりにも早すぎる」と分かるものですが、当事者になるとそう慎重には行動できません。周囲の方からのアドバイスも真摯に受け止め、相手を見極めましょう。
身内に自分を紹介してくれるかどうか
相手の両親や家族に、結婚前には一度は会っているでしょうか。家族ぐるみの詐欺なら紹介されるかもしれませんが、結婚詐欺に慣れている人だと婚約しているにもかかわらず家族に会わせてくれなかったり、不自然に隠されたりします。
結婚とは家族と家族が結びつくもの。通常であれば両親にすら会わせてくれないのは、あまりにも不自然です。ただし、やっと会わせてくれた相手の肉親が「本物かどうか」は分からないため、総合的に見て詐欺かどうかを考える必要があります。
個人情報を隠していないかどうか
例えば相手が「医者」と職業を名乗っているにもかかわらず、勤め先の病院を教えてくれなかったり自宅を隠していたりするのは非常に怪しい行動です。
結婚する相手となれば、住所や本名は当然知っているはず。免許証や保険証などの身分証明を一切持っておらず、また持っていても執拗に隠す相手は十分注意しておきましょう。
出会って日が浅い段階でも、不自然に個人情報を隠そうとしている相手は、用心して付き合いを重ねることをおすすめします。
まとめ
結婚を希望する気持ちを利用し、卑劣な行動を働く結婚詐欺師。気をつけておくべき存在ですが、特徴や手口を知っておくだけでも自衛することができます。もし結婚する予定の方が怪しいと思ったら、「起こってから」では立証の難しい結婚詐欺だからこそ、探偵や興信所などの調査機関に相談して結婚調査を依頼しましょう。結婚調査は相談・見積もりだけでも無料で行えるため、気になることがあればすぐに相談するのをおすすめします。
投稿者プロフィール

- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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