Zenlyとはどんなアプリ?浮気調査に使えるのか徹底的に解説!

位置情報共有アプリ「Zenly(ゼンリー)」をご存じですか?スマホにダウンロードするだけで共有ユーザーに現在地を知らせることができ、「子供の防犯」や「待ち合わせ」などに活用できるものです。そんなZenlyを使えば「浮気の調査ができる」と話題ですが、果たして本当に浮気を調べることができるのでしょうか?今回はZenlyの機能や浮気調査に使うと違法性があるかどうかも合わせて解説します。
「Zenly」とは

Zenlyとはフランスで開発された位置情報共有アプリ。ポップな見た目と分かりやすい操作性で人気を集めています。アプリを開くと、GPS機能を使って周辺地図が表示。この中に共有ユーザーのアイコンが矢印で示され、「今どこにいる」のかが分かるようになっています。
共有ユーザーは複数人登録でき、さらにユーザー同士でメッセージのやり取りも可能です。ユーザー二人以上が滞在している場所には炎のマークが表示され、長時間滞在している場所は「自宅・職場・学校」などの分類が推測されます。つまり、アプリを開くと「他ユーザーが今どこにいて、何の目的で滞在しているかが分かる」のです。
このアプリは2020年6月時点でダウンロード数300万を超えているなど、人気の高さが伺えます。主なユーザーは国内の中・高校生で、TikTok(ティックトック)やLINEでたまごっちなどのSNSやゲームアプリに次ぐ注目度を有しているのが特徴です。
位置情報共有アプリといえば、「親が子供のスマホに入れる」といった監視の役割を想像する方も多いですよね。Zenlyももちろん防犯や行方不明対策のために使われることも多いですが、若年層からは「今どこにいる?何をしている?」を相手に聞かなくても簡単に把握できるツールとして使われています。
TwitterやインスタグラムなどのSNSでも「今どこにいて何をしている」を発信できるのですが、オープンな環境のため全世界に個人情報を発信してしまうのがネック。一方Zenlyだと使用方法に気を付けていれば、ごく僅かな仲間内だけに個人情報を教えることができます。また、家族を招待することで「子供がどこにいるか」を親が把握でき、過度な干渉を防げるだけでなく安心できる材料にもなるのです。
Zenlyが「浮気調査に使える」と言われる理由

一種のコミュニケーションアプリとして活用されるZenlyですが、一部では「浮気防止になる」「パートナーの浮気を見破れる」と話題です。なぜ浮気を調べるツールとして注目されているのか、その理由をここではご紹介します。
相手の位置が分かる
Zenlyを使えば、相手が今どこにいるのかが分かります。浮気をする言い訳として「飲み会だから」「仕事だから」などが挙げられますが、位置情報を共有していればその嘘がすぐにばれてしまいます。
ZenlyのGPS機能は正確なものではありませんが、大体の位置は把握可能。職場にいないにもかかわらず、「残業だから帰りが遅くなる」とパートナーが言い出したら浮気の可能性が疑えます。
滞在時間と目的が分かる
また、よく滞在する場所が分かるのもZenlyの特徴。ごくまれにGPS機能の誤差を利用して浮気相手と職場近くで逢瀬を重ねて「浮気をしていないと見せかけてずっと浮気相手と一緒にいる」という方もいます。しかし、滞在時間が長ければこれも浮気がばれやすいです。
また、「繁華街でも職場でもないところに長時間滞在している」のであれば浮気のサインですよね。位置情報を気にして疑われない場所にいたとしても、行動の履歴は取られているため浮気を把握されやすいです。
メッセージ機能を使って「今なにしているの?」が聞きやすい
さらに、Zenlyにはメッセージ機能があります。実はZenlyは常に位置情報を発信しているわけではなく、「フリーズ機能」を使えば位置情報発信を中断することも可能。どうしても人に知られたくない行動をとる際には、位置情報をフリーズさせて場所移動ができます。
この機能を使用していて、パートナーの動きがどうも怪しいと思ったらメッセージ機能を利用しましょう。フリーズ機能を使っていた時間を覚えておき、パートナーの帰宅後に「あの時何していたの?」と聞くだけでも浮気の可能性を調べることができます。
Zenlyは違法性がある?NGな使い方をご紹介

Zenlyの特徴を知ったら、「相手のスマホにダウンロードして行動を調べたい」と思った方もいるかもしれません。しかし、ここで間違う方が多いのですがNGとなる使用方法も存在します。絶対にやってはならない使い方を見ていきましょう。
相手のスマホを使用して勝手にダウンロードする
「たった今、浮気を疑っているから調査のためにZenlyを使いたい」と思ったら、相手のスマホのロックを解除し、アプリをダウンロードして位置情報を自分のスマホで読み取る方法が考えつくのではないでしょうか。
浮気を疑うパートナーに対して、こっそり仕掛けるものを「スパイアプリ」と言いますがこの使い方はそもそも違法性が高いです。スマホのロックを解除する、アプリをダウンロードするのは相手の了承がなければなりません。
2台目のスマホにZenlyをダウンロードし相手の持ち物に忍び込ませる
では、あなたが所有している2台目のスマホにZenlyを落とし、パートナーの車や持ち物に忍び込ませる方法だとどうでしょうか。この場合だと違法性はありませんが、ばれる確率はとても高いです。
さらにバッテリー残量や電波状況も気にしておかなければならないため、個人で行うにはリスクも高く難しい方法となります。もし浮気が勘違いだったとき、パートナーからの信頼がなくなる可能性もあるためおすすめできるやり方ではありません。
これならOK!Zenlyの正しい使い方

Zenlyは浮気を調べるためにも使えますが、それ以前に「浮気の抑制」としてダウンロードしておくことをおすすめします。自分が浮気を疑いやすいタイプだと自覚しているのであれば、パートナーに正直に話しお互いにZenlyを入れて正しい使い方をしましょう。
もしフリーズ機能を使ったとしても、相手に「浮気しているのか」と詰め寄ったりせず、冷静に理由を聞いてみるのがおすすめです。気持ちが離れてからでは位置情報共有アプリを入れるのは難しいため、同棲が始まったタイミングや結婚したタイミングなどで導入すると良いでしょう。
まとめ
位置情報共有アプリさえ使いこなせば浮気調査は個人でも簡単、と考える方は多いです。しかし相手にばれるリスクや違法性が高いことから、推奨できるやり方ではありません。浮気の証拠を確実に集めたいなら、プロの調査を依頼しましょう。探偵や興信所では無料相談を行うところもあるため、まずは相談から始めてみてもよいかもしれません。