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探偵コラム

素朴なギモン「パパ活と不倫の違いって?」それぞれの特徴を解説

芸能界を賑わせている不倫騒動。該当するタレントは複数の女性と関係を持ち、会う際には金銭を渡していたと報道されています。このとき、「お金をもらっていたらいわゆる“パパ活”じゃないの?」と疑問を持った方もいるのではないでしょうか。最近では若い女性を中心にパパ活をする方もいますが、そもそもこの言葉の意味をご存じですか?今回はパパ活とは何か、不倫との違いはあるのかどうかを解説します。

そもそもパパ活とは?

今や知らない人の方が少ない「パパ活」。この言葉は2015年にアメリカで起きた個人情報流出事件から生まれました。個人情報が流出したのはとある出会い系サイトで、ここではネット上で「不倫相手の募集」をかけていたそうです。

・食事に行くと〇ドル支払います
・月額〇ドルで交際お願いします

募集項目にはこのような条件が提示されており、これを真似して国内ではパパ活が流行したと言われています。パパ活の“パパ”とは既婚男性である場合もあれば、独身男性のケースもあります。既婚・未婚は関係なく、年上の男性全般を指してパパと呼称されるパターンがほとんどです。

その実態はどうなのかと言えば、先ほどの不倫募集項目と同様に「一緒に食事したら1万円支給」「月5万円で何回か会ってデートする」といった活動をしてお金をもらっている女性はたくさんいます。これだけ見れば「援助交際との違いが分からない」という方もいるかもしれませんね。その通り、パパ活は援助交際と限りなく近い意味を持っており、違いはほとんどありません。

ただし、一般的なイメージが先行してしまい「援助交際」は未成年との関係を匂わせる場合もあります。この場合はもちろん売春法などにもかかわることであり、法律違反。しかし、成人した未婚の男女が個人間で契約を交わし金銭援助のある交際をする分には、何の問題もありません。「法律的にNGである一種の援助交際とは異なり、大人としてわきまえて交際している」という区別の意味合いを込めて、パパ活という言葉を使う方もいるようです。

不倫の定義とは?

パパ活の実態を知ったところで、次は不倫の定義を見ていきましょう。まず前提として、「不倫」は、

・結婚もしくはパートナーシップ制度を結んでいる夫婦

のどちらかが起こすものです。結婚していないカップルであれば、どちらかが浮気をしたとしても社会的制裁はありません。一方で、結婚している夫婦は「法的に結びついたカップル」であり、これを逸脱する行為は社会倫理に反しており「不貞行為・不倫」とされるのです。

もちろん倫理の道を踏み外す行為であるからして、損害賠償請求や慰謝料請求が発生します。カップルだといくら相手が浮気をしたからといって、「精神的苦痛を受けたから慰謝料を請求する」のは現実的ではありません。しかし、夫婦は結婚届によって社会で認められた関係であるため、浮気・不倫によって起こる損害や精神的苦痛は賠償する責任が生じます。

どんなことをすれば不倫になる?

では、結婚している身でありながらパートナー以外の人を好きになると即不倫なのでしょうか。実は、不倫と言われるのは

・肉体関係が伴っている
・一度きりではなく複数回の関係がある

以上を満たしたものだけです。例えばパートナー以外の人と手をつなぎ、デートをしてキスまで交わした、という場合でも厳密に言えば不倫ではありません。さらに一度だけ風俗に行き疑似性交した、というケースもたった一回だけであれば不倫と認められる可能性が低いです。

不倫には「罪の重さ」がある?

一度でも短い期間でも、不倫をすればもちろん咎められるのは避けられません。しかし、不倫をしていた状況によっては慰謝料請求の際に差が生じることがあります。

例えば、以下の状況での不倫の場合を見てみましょう。

・夫婦が別居状態にあり、不倫が発生する前に夫婦関係は崩壊していた。
・既婚者が未婚だと偽っており、不倫している自覚がなかった。

このケースだと、詳しい状況によっては不倫した既婚者に慰謝料請求が可能ですが、不倫相手には慰謝料を請求できません。前者の場合だと夫婦の関係はすでに悪化しており、不倫によって家庭が壊されたと確認できないからです。後者だと、そもそも不倫している自覚がないにもかかわらず、突然慰謝料請求されるのは腑に落ちないでしょう。このため、ひとくちに不倫といっても「すべての不倫が同じ慰謝料額」というわけではありません。

パパ活と不倫は違う?

ここまで考えてみると、パパ=パトロン的存在であることが分かります。では、この関係は不倫ではないのでしょうか。一部の方の考えでは、「金銭が発生している=不倫ではない」としていることもあるのですが、パパ活であろうと肉体関係を結んでいて何度も実績があるのであれば、不倫です。

パパ活の中では、「ただ会ってお話するだけ」「食事するだけ」といったプラトニックな関係を保ちながら金銭を受け取ることもあります。このケースでは不倫・不貞行為とは呼べません。しかし、大人の男女の関係であることから仲良くなれば性交渉を伴い、さらに二人の関係によって発生する金額は高額になるのがパパ活のセオリーです。

つまり、パパ活は援助交際でもあるし、深い関係となれば不倫にも該当します。またパパ=既婚者ではないけれど、パパ活をする女性が未婚だとも限りません。どちらかに家庭があり、それを知った上で関係を続けていれば、いくら金銭を支払っていたとしても「自由恋愛」の範疇でしかなく、不倫と認められる可能性が高いでしょう。

まとめ

「パパ活」というとどこかクリーンな印象があり、倫理の道を外れる「不倫」とは異なるのではないかと考える方も多いです。実際に、すべてのパパ活が不倫に該当するわけではなく、稼ぐ手段として支援を募っている女性もいます。しかし、既婚者がパパ活をして深い関係となれば不倫にほかならず、いくら金銭が発生しているからといっても言い訳でしかありません。中には「パパ活だから不倫よりもうしろめたさがない」と続けているケースもあるため、パートナーのこうした行為に悩んだらまずは探偵や興信所などの調査機関に相談しましょう。確実な証拠を基に、パートナーの行動を改めさせるか、有利な条件で離婚の話を進めていくことをおすすめします。

投稿者プロフィール

この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。

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