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探偵コラム

離婚率の高い都道府県はどこ?離婚率と浮気の関係性とは

東西に長い日本。離島という地理的特性もあり、世界的に見ても日本人は「独自の文化」「独特な風習」が根付いていると言われています。さらに国内でも地域によって県民性が異なり、事実は明らかではありませんが生まれ育った土地や環境によって、ある程度「特性」が付くようです。今回はその地域の違いを「離婚率」として数字で見ていきます。あなたやパートナーが暮らす都道府県は離婚率が高いのでしょうか?また、離婚率と浮気の関係性も解説します。早速見ていきましょう。

離婚率の高い都道府県TOP5

2017年に総務省がまとめた人口動態調査。その中に都道府県別の離婚率があります。

上位5位を見てみると、

5位 福岡県(1.97%)

4位 大阪府(2.05%)

3位 北海道(2.08%)

2位 宮崎県(2.09%)

1位 沖縄県(2.51%)

となっています。これだけ見ると「南は離婚率が高い」「大都市は離婚が多いんだな」と考えてしまいがちですが、この結果は出身地ではないことを頭に入れておきましょう。沖縄県民は離婚しやすいと考えるのは安直です。

5位以下は和歌山県、鹿児島県、高知県、熊本県となっています。この離婚率をもっと詳しく考察していきましょう。

なぜ離婚率が高い?

「なぜこの県は離婚率が高いの?」と疑問に思う方も多いですよね。インターネットで多数飛び交う離婚率の高さの予想が本当かどうか、調べてみました。

「授かり婚が多いから」はウソ?

まずは注目されがちな沖縄県の離婚率にまつわる考えです。「沖縄県は授かり婚が多い」ことから、

・授かり婚=すぐに離婚する

と考えられるようになりました。授かり婚とは結婚前に子どもを授かり、その後籍を入れた夫婦のこと。いわゆるできちゃった婚です。この結婚は「お互いの意思が固まらないうちに結婚してしまう」「夫婦生活を営む時間すらないまま母親・父親になるため、タイミングが早すぎる」といった意見が見られます。そのため離婚率が高いのでしょうか?

事実、沖縄県が授かり婚が多いのは本当です。2009年の厚生労働省の調査によると、授かり婚率は38.2%となっており都道府県別ランキングではトップ。しかし、沖縄に続く授かり婚の高い県は「佐賀県」「青森県」となっており、いずれも離婚率の上位県ではありません。

よって授かり婚と離婚率の関係性は薄そうです。

初婚年齢が低いと離婚率が高い?

次は初婚年齢に注目してみましょう。これもSNSの中では「若くして結婚すると離婚しやすい」と推測されていることが多いです。近年は全国的に晩婚化が進み、20代で結婚する方は少なくなってきました。

国立社会保障・人口問題研究所の調査(2011年)によると、女性側の1位は福島県。2位は熊本県・佐賀県・沖縄県・山形県となっています。男性側の1位は同じく福島県。2位は熊本県で3位は宮崎県です。離婚率の高い沖縄県と宮崎県が入っていることから、少しは関係するのかもしれませんね。

しかし、1位の福島県の離婚率は全国32位とやや低め。さらに北海道や大阪府などの離婚率の説明がつかないため、信ぴょう性に欠けると言ったところでしょう。

都会の夫婦は離婚率が高い

「都会は夫婦共働き家庭が多く、離婚しやすい」という意見もありました。結婚すると女性は仕事を辞めて専業主婦になる家庭も多いですが、「仕事をしていれば経済的にも自立しやすく婚姻関係に問題が生じたら離婚しやすいのでは?」という考えです。

首都・東京都の離婚率は全国11位。大阪府と福岡県は先ほど説明したように、TOP5に入っています。北海道は広いため一概には言えませんが、札幌・函館などは都市機能が高い地域です。したがって、この意見は的を得ているのかもしれませんね。

離婚率と浮気の関係性

多くの方が離婚というキーワードを聞くと、浮気・不倫を思い浮かべるのではないでしょうか。確かに離婚の原因として浮気は多くの夫婦に聞かれることです。

では離婚率が高い県は浮気する確率が高いのかどうか、この関係性を考えていきましょう。

中見出し:離婚率が高い県=浮気する確率が高い?

相模ゴム工業が行った調査(2018年)によると、浮気率が高い上位県は以下の通りとなりました。

1位 埼玉県

2位 京都府

3位 和歌山県

4位 岐阜県

5位 山口県

実は、離婚率が高い県=浮気が多い県ではないのです。では埼玉県民は浮気しやすいのか、と言えばこれも少し違います。この調査は2013年にも実施されており、そこでは1~5位が全く異なっていました。そのため、「県によって浮気が多い土地がある」とは一概には言えないという結果に落ち着くでしょう。

ただし、浮気調査を行う調査機関から見るとやはり人口が集中している都市部は、人の多さゆえに調査依頼も多いと言われています。当然かもしれませんが、浮気と県民性は関係ないのが分かりますね。

「浮気するかどうか」は本人次第

つい離婚率の高い県を見て、「浮気性の人が多いんだ」とネガティブイメージを抱きがちです。しかし、全国的に「浮気がない」地域はなく、浮気をするかどうかは暮らす環境ではなく本人次第だということが分かります。

また、離婚の原因はさまざま。決して浮気が原因ではありません。さらに言えばパートナーの浮気を知りながらも関係再構築のため離婚を選ばない夫婦もいれば、離婚に踏み切りたいけれど「子どものために」「経済的に困るから」と我慢している夫婦もいます。

この結果だけを見て安心したり心配したりせず、現在のパートナーとの関係性をしっかり見つめていきたいものです。

離婚率と浮気率に関連性はあるのか?

離婚率が高い地域で浮気も多いのではないかと考える人は少なくありません。実際に、離婚と浮気の間には何らかの関連性があるのでしょうか。これを考えるためには、離婚率と浮気率が高い地域の特徴や背景を理解することが重要です。

地域ごとの文化やライフスタイルが影響する可能性

地域ごとの文化やライフスタイルが、離婚率や浮気率に影響を与えることは十分に考えられます。例えば、大都市部では共働き夫婦が多く、仕事のストレスや時間の制約から、夫婦間のコミュニケーション不足が生じやすく、それが浮気や離婚のリスクを高める要因となる可能性があります。

一方、地方の地域では、家族やコミュニティのつながりが強く、離婚や浮気が社会的に容認されにくいという背景もあります。そのため、浮気や離婚が表面化しにくいという特性があるかもしれません。

経済的要因も影響する

経済的な状況も、離婚率や浮気率に影響を与える要因の一つです。経済的に余裕がある場合、不倫や浮気にかかる費用を負担できるため、そのような行為が増える可能性があります。逆に、経済的に厳しい状況では、浮気が原因で離婚に至るケースが少なくなるかもしれません。

浮気が離婚の直接的な原因になるケース

離婚の原因はさまざまで、浮気が直接的な原因となるケースも多く存在します。しかし、浮気が離婚の原因となるかどうかは、夫婦間の関係性や個々の価値観によるところが大きいです。浮気が発覚しても離婚に至らないケースや、逆に浮気がきっかけで夫婦関係が破綻するケースもあります。

まとめ

都道府県で離婚率の高い県、そして離婚率と浮気の関係性を解説しました。離婚率に関してはさまざまな推測がありますが、そのほとんどが反証できることが分かりましたね。また離婚率が高い=浮気が多いわけではありません。浮気をするかどうかは本人次第で、今もパートナーの浮気に悩みつつも一歩が踏み出せない方もいるはずです。浮気を一人で悩まず、まずは探偵や興信所に相談してみましょう。浮気の確実な証拠があれば、その後の話し合いも裁判をスムーズに進めることができます。

投稿者プロフィール

この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。

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