ユーチューブの浮気調査って本物?プロはココまで見ています
さまざまなクリエイターがアップする動画が楽しめるコンテンツ「YouTube」。この投稿の中に実際の浮気調査資料をサンプルとして上げている探偵・興信所がありますよね。今回はこの動画を参考に、「探偵や興信所ではココまで調べています」という実態をお伝えしましょう。
ユーチューブの浮気調査映像って?
探偵や興信所のサンプルとして、実際に浮気している映像がユーチューブにアップされていることがあります(中にはフィクションとして撮影している場合もあるため、本物でないケースもあります)。どんなシーンが映っているのでしょうか?
浮気相手とのデートシーン
例えば、街中を二人で歩いている動画があります。男女の後ろ姿を追いかけるもので「よくある光景」ではありますが、周囲の人の視線に注目してみましょう。例えばテレビ番組のロケのようにタレントの姿を追いかけるのであれば、周りの人がカメラに気付くはずです。しかし、きちんと浮気現場をとらえているにも関わらずカメラに誰も気が付いていません。
これがプロの調査方法です。周囲に溶け込むよう変装し、適度な距離を保ちつつ追いかけて、二人の姿を確実に押さえるアングルで撮影ができるのは、技術の高い探偵や興信所の証拠と言えるでしょう。実際にお手持ちのスマホなどで、動いている人を追いかけるように撮影してみてください。手ブレやピント調節が難しく、またカメラを隠すと暗くなってしまうなど、相当な経験を積まないとうまくできないことが分かります。
ホテルに出入りするシーン
不貞行為の証拠として裁判所でも認められる「ホテルに出入りするシーン」。これには「明らかにホテルや宿泊施設だと分かる場所」に「二人で入り、出てくる」ものを撮影する必要があります。ユーチューブに掲載されている映像でも、こうした証拠映像は多数見られました。
中には、男性が先にホテルにチェックインし、その後女性が入るという時差を付ける様子も。浮気に慣れた人であれば、「万が一」のことを思って対策するのでしょう。しかし、浮気調査は1日や2日で終わるものではなく、何度も証拠映像の撮影を試み何重にも裏付けをとります。そのため、いくら注意していても気が緩んでしまう瞬間はあるでしょう。そのタイミングを見極めるのも、プロの調査の特徴です。
車内に二人で乗り込むシーン・ドライブシーン
デートやホテルへの出入りは「張り込み」という調査方法で行われていると予想できます。「ここに調査対象が現れるから、先回りして待っていよう」というわけです。ならば、「車などの追いつきにくいもので浮気相手と遠くに行けば、調査から逃れられるのでは?」と思う人もいるかもしれませんね。
確かに車に乗れば、調査する側も追いかける必要があります。特に後ろめたい浮気だと、自宅からはるかに離れたところで浮気相手と会ったり、ホテルに入ったりという人は多いです。しかし、ここでもユーチューブにアップされている映像を見てみると、車の場合は車を使って「尾行」していることがわかります。車での尾行はドライビングテクニックがとても重要。見つからないようにぴったりとくっつくわけではなく、何度かフェイントをかけ確実に追うわけです。この映像を見てみると、「素人ではこのような調査は危険」と思っていただけるでしょう。
ユーチューブから分かる「確実な証拠」とは?
「探偵に浮気調査をお願いしたらどんな証拠が手に入るの?」と疑問に思う人は、ぜひ一度視聴して欲しいユーチューブの映像。ここから、離婚裁判で使える確実な証拠を考えていきましょう。
浮気根拠の薄い証拠
残念なことに、個人で調べられる範囲の証拠は、ほとんどが離婚裁判や調停の場で「根拠が薄い」とされてしまいます。例を挙げると、
・知人伝手に聞いた浮気の証拠(「○○で奥さんが男と一緒にいたよ」などの噂)
・本人が白状したという過去の証言
・LINEなどの浮気相手とのやり取りをスクリーンショットしたもの
「証言」となると根拠のある証拠に思えますが、その発言を「改ざんできない録音機器」で残しておく必要があります。よっぽどでない限り、例えば共通の知り合いや本人から聞いた噂話程度の浮気の証拠は、録音しないですよね。そのため裁判で提出するにはハードルの高い証拠です。
また、スクリーンショットは「証拠になる!」と思う人は多いです。しかし、これも合成写真などで作成できる画像に当たるため、「偽装したのでは?」と疑われると根拠の薄い証拠になってしまいます。
浮気根拠の強い証拠
では裁判でも通用する証拠とはどのようなものがあるでしょうか?
・ご紹介したユーチューブのような、不貞行為中の映像や不貞行為を推測できる映像
・顔がはっきりと映った不貞行為中の写真
・探偵調査で得た調査報告書
これらの証拠に共通するのは、どれも「言い逃れできない」という点。ユーチューブを見てみると分かるように、「第三者から見ても浮気だと分かる」ものであれば裁判官も証拠として認めてくれます。
ただ、やはり個人でここまでの証拠を集めるには限界があるでしょう。尾行の難しさはもちろん、素人がプロの真似をするとすぐに相手にバレる可能性があるのです。「ユーチューブで見たから」と言って安易に真似してみるのは絶対におすすめしません。
探偵や興信所では、浮気調査の依頼人に「調査報告書」を渡しています。これが、先ほどご紹介したような映像・写真・行動歴などです。この調査報告書を浮気の証拠として裁判で提出し、認められた判例は多数あります。
まとめ
パートナーに浮気の気配があったとしても、「あと一歩確かなことが分からない」と悩む人はたくさんいます。実際に浮気の映像を見てみても、「自宅から離れたところで待ち合わせする」「尾行をまきながら、警戒しながらデートを繰り返す」「ホテルの出入りは男女で時間差をつけて」という事例が分かりました。
やはり、慎重で用心深い性格の持ち主は、浮気の証拠を残さないことが多いです。そのために個人での浮気調査がとても困難なものになるのは、よくわかります。しかし諦める前に一度探偵に相談してみることをおすすめします。一人で悩まず、プロの調査に頼ってみてくださいね。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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