なぜストーカーを?ストーカーの心理と特徴とは
待ち伏せにあったり後を付けられたり。こうした被害を受けたら「どうにかしてストーカーをやめさせたい」と考えますよね。一体、ストーカーになる人の心理とはどのようなものなのでしょうか?今回は、ストーカーの心理や、ストーカーになりそうな人の特徴をご紹介します。ストーカーの心理から、対策法を一緒に考えていきましょう。
ストーカーには心理的特徴がある?
待ち伏せ、尾行される、嫌がらせを受ける。こうした行為はストーキングと呼ばれ、迷惑行為を繰り返しする人をストーカーと言います。ストーカー被害者の中には「いつかは諦めてくれるだろう」と放っておく人もいますが、そのままにしておくともっと大変な事件に発展することも。自分自身の危険だけでなく、恋人や家族の危険をも脅かすものです。
しかし、誰しもがストーカーになるわけではありません。すべてが当てはまるわけではありませんが、ストーカーには4つの心理的特徴があると言います。なぜ、ストーカーになってしまうのか。その特徴を見ていきましょう。
ストーカーの心理
ストーカーを研究すると、4つの心理的特徴がみられるといいます。しかし、すべてのストーカーがこのいずれかに当てはまるわけでもなく、また1と4の特徴を併せ持っているなどの複合型もいるため、その心理は複雑です。
親密追及型
親密追及という文字通り、とにかく親しくなりたいがあまりストーカーになる人がいます。このとき相手がどう思っているのかは関係なく、自分の欲望ばかりが先行していることが多いです。例えば好みの人間と交際したいけれど、思いを伝えることなく行動を監視したり追いかけまわしたりといったケースが考えられるでしょう。
また、勝手に親密な関係になっていると勘違いすることもあります。妄想の中でストーカーをしている人と交際している気持ちになっており、「なぜ自分を避けるのか」「相思相愛なのにどうして」と被害妄想を抱くこともあるのです。
無自覚型
「ストーカーである自覚はない」というのがこのタイプ。相手の立場に立って考えることを苦手とし、自己愛が強かったり精神疾患を抱えていたりするケースも見られます。
高慢で自己中心的な人物といえば、もしかすると職場や学校で思い当たるタイプの人がいるかもしれませんね。ストーカーは大抵の場合が顔見知りの犯行であると言われていますが、無自覚型は「とにかく自分の言う通りにならない人間」を「思い通りにさせたい」ためにストーカーをするため、顔見知りの場合もあれば顔見知りでない場合もあります。
憎悪型
憎悪をもってストーカーになるのが憎悪型です。ストレスのはけ口としてストーキングをしたり、相手に強い恨みをもっていたりするのが特徴と言えるでしょう。そうであれば、顔見知りが憎悪型のストーカーになるのかと思いきや、中には全く知らない人がストーカーになるケースもあります。
憎悪型は短気で怒りっぽく、他人には気づけないようなささいな動機であることが多いようです。「なぜ自分がストーカー被害に遭っているのか分からない」といった場合、ストーカーの心理はこうしたものなのかもしれません。
拒絶型
拒絶型は顔見知りのストーカーと言われています。元恋人や知り合いなどがストーカーになるとき、別れ話などから「拒絶をするなんて許せない」という感情を持つことも。その結果ストーカーになってしまいますが、親密追及型を併せると「元の二人に戻りたい。相手もそう思っているはずだ」といった心理に、憎悪型だと「拒絶されたことが屈辱的で、相手が憎い」という心理になるのです。
「ストーカーに顔見知りが多い」と言われるように、多くのストーカーがこのタイプに当てはまります。顔見知りということはあなたの行動パターンをよく知っていて、自宅や職場などを分かっているためにストーカーになりやすいのです。厄介ではありますが、ストーカー本人が誰なのか判明しやすいのが特徴。「一体誰がストーカーなのか分からない」という人は、元交際相手や好意を寄せられていた経験がないかを考えてみるとよいでしょう。
ストーカー心理から見る対策法
次はストーカー心理から、対策法を考えていきます。
はっきりと拒絶し、曖昧な態度を取らない
親密追及型の心理を見ると分かるように、「ストーカーすれば幸せになれる」「向こうも自分に気があるに違いない」という妄想を抱いているケースは多いです。まずは、こちらに恋愛感情がない場合は交際を断るなど、ストーカー行為が迷惑であることをはっきり告げましょう。中には「そんなつもりはなかった」と行動を改めてくれることがあります。
しかし、強い言葉を使って拒絶したり、ストーカーに近づいたりする行為はとても危険です。拒絶は大切ですが、ストーカー行為がひどくなりそう、自分の身が危ないと思えば、対面交渉はやめておくべきです。
できるだけ一人で行動しない
ストーカー心理の中には、無自覚型や憎悪型など危険な思想を併せ持つことがあります。こちらがいくら理論的に説得しても、対話にならない場合も考えられるでしょう。
そんなときは決して一人で行動し、ストーカーと戦ってはいけません。最悪の場合、大きな事件に巻き込まれる可能性もあるからです。つきまとわれていると気付いたらテナントやタクシーなどを使い、自宅や会社で待ち伏せされていたら帰る時間をずらすなどして一人の行動を避けましょう。
誰かに相談する
ストーカーに遭うと、最も心配なのが被害者の精神面です。いつ終わるのか分からない迷惑行為は精神的に相当なダメージを与えるでしょう。「気のせいかも」「考えすぎかな」と思わず、家族や恋人、友人に相談することをおすすめします。一人ではストーカー事件は解決できず、誰かの協力があれば気分も良くなることでしょう。
また、警察に届けてもすぐに解決しない場合がほとんどです。ストーカー行為に悩むのなら、探偵や興信所にプロの調査を頼むのもひとつの対策法。調査機関に依頼すると、ストーカー本人の情報が分かるため、示談交渉や慰謝料請求もスムーズにいくことがあります。
まとめ
身に覚えのない卑劣なストーカー行為は、ストーカー本人の心理を考えると動機が分かることがあります。とはいえ、その心理は複雑で理解できないこともあるでしょう。大切なのはストーカーに対してできる限りの対策をし、一人で悩まず誰かに相談することです。安心して暮らすために、探偵や興信所などの調査機関に依頼することも検討してみましょう。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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