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探偵コラム

ストーカーが探偵を雇うことはある?気になる疑問を解決

ずっと追いかけられている恐怖、誰かの視線を感じながら暮らさなきゃならない窮屈さ。ストーカー行為が激化すると、強制わいせつや暴行、殺人事件に発展するケースも少なくありません。探偵興信所に依頼すると、ストーカー行為の証拠やそれを行う者を突き止めてくれます。しかし、ここで疑問となるのが「ストーカーが探偵を雇うと、自分のことを知られてしまうの?」というもの。そんなことは可能でしょうか?今回はこの疑問を解消すべく、探偵興信所が依頼を受ける基準を解説していきます。

探偵興信所はストーカーの依頼は絶対に断ります

そもそもストーカーとは?

ストーカーとは、「つきまとい」や「嫌がらせ」を含む行為のことで、警視庁が定める「ストーカー規制法」によって悪質なストーカーは逮捕されることとなっています。

どんな被害をストーカーと呼ぶのか、警視庁ストーカー規制法に示されている例を挙げてみましょう。

・つきまといや待ち伏せ、自宅周辺をうろつくなど
・「いつも見ている」という監視を宣言する行為
・「会いたい」「付き合ってくれ」と何度も要求する
・乱暴な言動
・無言電話、SNSでの付きまとい、何度も着信を残すなど

この他にも、不可解な郵便物を何度も残したり、汚物など嫌悪されるものを送り続けたりする行為もストーカーです。

以上を見てみると、「ストーカーはある程度対象の情報を握っている」ことが分かります。この行為をやめさせたい、と考えている方の強い味方となるのが探偵興信所。ストーカー調査やつきまとい調査を依頼すると、ストーカーの実態を知ることができます。

ストーカーが探偵興信所に依頼するとどうなる?

ストーカー本人は、対象の情報をもっと手に入れたいとつきまといなどの行動に出ているはず。では、反対に探偵興信所にストーカーが依頼するとその調査は実行されるのでしょうか。

結論から言うと、探偵や興信所は決してストーカーからの依頼を受けません。第一に、探偵興信所は「困っている方」を助けるために調査を行います。調査した結果、犯罪の手伝いとなるケースの依頼は、探偵興信所は引き受けられないのです。

調査目的のチェックは厳しい

探偵事務所にくる依頼は、「浮気調査」や「人探し」「素行調査」などさまざま。最近では離婚するためにパートナーの浮気を明らかにしておきたい方が増え、不倫・離婚調査を頼む方が多いです。

では、探偵興信所は、依頼者にどんなチェックをして引き受けるかどうかを決めているのでしょうか?

「なぜ調査するのか?」を徹底的にヒアリング

「この住所周辺を張り込み調査して欲しい」という依頼。その住所が例えば依頼人の自宅以外の場所だった場合、探偵興信所は「なぜ監視や調査が必要なのか?」を徹底的にヒアリングします。

ここで考えられるのが「遠縁の親戚の家だから」などという、すでに調査対象と依頼主は知り合いの関係だとか、親族関係などを思わせる言い訳です。言い逃れして不正な調査を依頼する方もいますが、探偵興信所は依頼者と調査対象の関係性はしっかりと重視します。何らかの矛盾点や不審な点がないかどうかを確かめ、調査すべきでないと判断したら、依頼主を刺激しないよううまく依頼を断ります。

「長年の勘」で見抜くことも

探偵興信所の中には、業界経験年数が長いところや、実績数の多いところがありますよね。いわゆる「ベテラン探偵興信所」では、いくら説得力のある依頼内容であっても、依頼主のちょっとした会話のズレや、設定の矛盾、嘘を見抜けるのです。

まず、探偵興信所に支払う調査費用は決して安いものではありません。その費用をかけてまでストーカー行為を繰り返したい、という人物は、通常ではない考え方を持っていることも多々あります。この「違和感」をベテラン調査員は見抜き、依頼を断るというのも考えられるのです。

ストーカー被害に遭ったら?

次は、ストーカー行為への対処法をチェックしていきましょう。

警察へ連絡

実際に身の危険が危ぶまれる行為があったり、過去DVを受けていたパートナーが自宅周辺をうろついていて、外に出られないもしくは家に帰れなかったりという場合は、すぐに警察へ連絡しましょう。ストーカー規制法を破る行為を警察が認めると、現行犯逮捕できる可能性があるからです。

ただ、ストーカーの犯人が分からず、今のところ事件性のある行為を受けていない場合だと、相談するか見回り強化してもらうかといった手段しかありません。理由は、警察は「原則として民事不介入」とされているため。

ただ警察に届け出る際にも、ストーカー被害を受けた証拠(郵送物や実際にされたいやがらせの証拠写真など)は持参すると相談しやすいです。

探偵興信所へ連絡

探偵興信所でもストーカー調査を行っています。「誰かにつけられている様子が長く続くけれど、相手が誰なのか検討もつかない」「誹謗中傷文が送られてきたが、差出人不明」というケースでは、探偵興信所は張り込みや聞き込みにより、誰がストーカー行為をしているのかを明らかにしてくれるため、解決しやすいです。

もう一つのメリットが、探偵興信所が得意とするのは「この人物がストーカーをしている」という裏付けを何重にも取ってくれ、さらに証拠(調査報告書)までくれる点。相手が誰なのかわかれば、示談や慰謝料請求もでき、さらにこの証拠は警察にも提出できるものです。

「警察に相談しても何も変わらなかった」と思う方は、探偵興信所へ相談するのがおすすめです。

まとめ

ストーカーが探偵興信所に対象相手の調査を依頼すること。稀にあるケースですが、実力や経歴のある探偵興信所であれば断ります。ポイントは「どうして調査が必要なのか」を説明できるかどうかということ。少しでも怪しければ調査員は「調査依頼」そのものを疑うため、ストーカー被害に悩む方は安心してくださいね。また、実際にストーカー被害で悩んでいる方はまず探偵興信所に相談してみましょう。メールや電話で無料相談できるところもあります。

投稿者プロフィール

この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。

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