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探偵コラム

他人事では済まされない?あなたもチェック。盗聴器発見事例をご紹介

テレビ番組やWeb記事でもよく取り上げられる「盗聴器」。もし、自分の家で盗聴器が発見されたらどうしますか?「怖い」「何を聞かれたのだろう?」「仕事に影響がなければよいけれど」。さまざまな不安が頭をよぎりますよね。とはいえ、中には「私には関係のない話だろう」と思っている方もいるのではないでしょうか。今回は、盗聴器発見事例をご紹介し、合わせて「盗聴器が仕掛けられているのかも」と注意を向けておきたいシーンなどを解説します。一緒に見ていきましょう。

盗聴器を設置する目的とは?

「盗聴器」とは、機械を通じて生活音や会話などを盗み聞きできる機械。ひとことに盗聴器といっても、

・アナログ式盗聴器
・デジタル式盗聴器
・録音式
・偽装式
・リモコン式

など、さまざまな種類があります。どの盗聴器も、盗聴がバレないように日常のいろいろなシーンに馴染むよう、小型化されていたり形状に工夫がしてあったりするのが特徴です。

では、盗聴器を設置する目的とはどんなものがあるのでしょうか?

実際に発見された盗聴器の種類とその設置場所とは?

盗聴器はさまざまな形状やタイプがあり、発見するのが難しい場合も多々あります。ここでは、実際に発見された盗聴器の種類とその設置場所について詳しく解説します。これを知ることで、自宅や職場での盗聴器発見に役立てることができるでしょう。

よく見られる盗聴器の種類

  1. アナログ式盗聴器: 最も古典的なタイプで、低価格で入手可能。多くの家庭や小規模オフィスに仕掛けられることが多いです。
  2. デジタル式盗聴器: 音声をデジタル化して送信するため、音質がクリアで、雑音が少ないのが特徴。ビジネスシーンで使用されることが多いです。
  3. 偽装式盗聴器: 普段の生活用品に偽装されているタイプで、時計やコンセント、USBメモリなどに仕掛けられています。

盗聴器がよく仕掛けられる場所

  1. 電話機のモジュラージャック: 電話機を盗聴するための盗聴器が設置されやすい場所です。
  2. コンセントの裏側: コンセントの裏に仕掛けられると、盗聴器を発見するのが非常に難しくなります。
  3. 車の内部: 車の中に盗聴器が仕掛けられているケースもあり、移動中の会話が盗聴されることがあります。

単なる好奇心やストーカー目的のため

後述しますが、実は盗聴器は「一般家庭」にも仕掛けられているケースが多いです。機械を使って盗み聞きするわけですから、「特別な技術が必要なのかな?」「会社などに仕掛けられるものなのかも」と思う方は少なくないでしょう。しかし、意外にも「普通のご家庭」に盗聴器が仕掛けられていて、その後大変な事件に展開することはあります。

この目的は、好奇心やストーカー目的のため。なぜか家族しか知らない情報を手にしている人物にあったり、会社で極めて私的な噂話が流れたりしていないでしょうか?怪しいと思ったら注意が必要です。

浮気などを調べるため

稀に、家族の中で「夫(妻)は浮気をしているかも」と疑われ、盗聴器を仕掛けられることもあります。もしパートナーが浮気を疑っている様子であったり近く離婚する予定であったりするなら、気を付けておくべきかもしれません。

ここで「盗聴器を仕掛けた人が家族だったら、罪に問われるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。厳密には家族の間で盗聴を行うことは法律で禁止されていませんが、例えば盗聴器を仕掛けるために家族の持ち物を壊すなどの行為は「器物破壊罪」に当たります。さらに、家族が「盗聴しないで欲しい」と再三申し出ているにもかかわらず、繰り返し盗聴行為をすると「プライバシーの侵害」として訴えられる可能性もあるのです。

盗聴器が発見された後の対策とは?

盗聴器が発見された場合、すぐに対策を講じることが重要です。ここでは、盗聴器発見後に取るべき具体的なステップについて解説します。

すぐに警察に通報する

盗聴器を発見したら、まず警察に通報しましょう。盗聴は法律で禁止されており、犯罪行為に該当します。警察が調査を行い、犯人特定につながる可能性があります。

専門業者に調査を依頼する

盗聴器を取り除いたとしても、他の場所に別の盗聴器が仕掛けられている可能性があります。専門業者に依頼して、徹底的に調査を行ってもらうことが安心です。

セキュリティを強化する

盗聴器が仕掛けられた経緯を確認し、今後の再発を防ぐためにセキュリティシステムを導入することを検討しましょう。カメラやアラームシステムを設置することで、盗聴だけでなく、その他の不正行為を未然に防ぐことができます。

企業内の秘密を盗み聞きするため

「そうは言っても、普段生活していて、業務にあたっていて、盗聴器の姿を見たことない」という方がほとんどですよね。盗聴器はもちろん傍目からは分からないように、巧妙に隠されているケースがほとんどです。

電話機の中やコンセントの中

盗聴器の中でもよく見られるのが、電話のモジュラージャックに模したものです。このタイプは取り付けが簡単とも言われており、家主が目を離した隙に設置されてしまうパターンも多々あります。

コンセントの中も、盗聴器の隠し場所としてよくあるケースです。コンセントタップの中に盗聴器や盗撮機が仕掛けられていたり、二又コンセントの中に小型の盗聴器が仕掛けられていたりと隠し方はさまざまなパターンが見られます。

ぬいぐるみや時計などプレゼントの中

もし、一般家庭に盗聴器を仕掛けるなら、家主がいないときを見計らって侵入し、設置することが考えられますよね。これは「住居侵入罪」という犯罪行為。こうした犯罪とバレるような行為を避けるために、ぬいぐるみや時計などのちょっとしたプレゼントの中に盗聴器が仕掛けられていることもあります。

最近「盗聴されているのかな?」と怪しい気持ちを抱いている方は、まず家の中で増えたものを考えてみましょう。恋人や友人からプレゼントをもらっていませんか?怪しいと思ったものを自宅内で見つけたら、少し気を付けておくのも予防策のひとつです。

盗聴器発見事例をご紹介

ケース1 恋人からのプレゼントに隠されていた盗聴器

誹謗中傷文をポストに投函され、内容から考えるに「盗聴されているかもしれない」と疑いを持ったAさん。家の中で盗聴器発見機を使用していたところ、Aさんが室内の明かりをつけた瞬間に怪しい電波を受信しました。調べてみると、元恋人からもらった置時計の中から盗聴器が。

どうやら、盗聴器を仕掛けた本人はこの部屋の中を見ていた様子。おそらく、Aさんが電気を点けたことにより、帰宅したのだと推測して盗聴を開始したのでしょう。

このままだと深刻なストーカー被害に遭う可能性も考えられました。未然に犯罪に巻き込まれるのを盗聴器発見が防いだ事例です。

ケース2 新しい事務所に移転。そこに隠されていた盗聴器

個人で事業を始め、レンタル事務所を借りたBさん。オープン前に事務所の整理や改装を行っていたところ、明らかに不自然な場所にコンセントタップを発見しました。

それがトイレの個室だったため、安心して運営できるよう盗聴器調査を依頼。やはりコンセントタップの中に盗聴器が隠されていました。

警察と事務所オーナーに報告したところ、オーナーが興味本位で盗聴器を仕掛けたことを自白。オープン後に発見されていたら営業停止も考えられます。こちらも、被害を事前に防げた事例です。

(実際のご依頼をもとにフィクションを織り交ぜています)

まとめ

盗聴器調査は自分でもできますが、確実に盗聴器を発見できるのは、その道のプロである探偵や興信所などの調査機関です。今現在、盗聴されているかもしれないと怪しんでいる方は、もしかすると「勘違いかもしれない」と思っているのではないでしょうか。しかし放っておくと盗聴だけでなく、ストーカーや企業の秘密が漏えいするなど、犯罪に巻き込まれたり損害を被ったりする例も存在します。安心して日常が送れるよう、気になったら盗聴器調査を依頼してみましょう。

投稿者プロフィール

この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。

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