浮気調査したい! 自分で尾行や張り込みはできる?

浮気調査や不倫調査を興信所に頼む前に、できれば自分で調査をしたいと考える人は少なくありません。依頼する手間や費用を考えると、できるだけ自分で証拠を集めてしまいたい!と考えるのは自然なことです。
しかし、素人が張り込みや尾行を成功させることができるのでしょうか。
今回は、興信所の調査員ではない素人が尾行調査を成功させられるのかどうかをお教えします。
自分で尾行をするなら何から始めるべき?
結論から言えば、素人でも張り込みや尾行する事は可能です。ただし「相手にバレないように」「証拠を集められるプロの仕事をする」となると、話は変わってきます。
自分で尾行をやろうと考えた時、まずはターゲットのスケジュールや生活パターンを把握することが大切です。何時に会社に向かい、何時に帰宅するのかだけではなく、どのタイミングで電車に乗り込むのか、昼間はどのように仕事をしているのか(営業だったらどのようなエリアを担当しているのか)、会社を出る時間は大体何時ぐらいなのか、どういったルートで出勤・退勤しているのかなど、細かいことをきちんと把握しておく必要があります。
相手の生活パターンやスケジュールがわかれば、調査の下見をしておくとスムーズです。どういう風にターゲットを追いかけたらいいかシミュレーションをしましょう。
次は移動手段の確保です。相手が電車で移動するなら、同様に電車に乗り込んで後をつければいいかもしれませんが、バスで通勤している場合は別です。バレるリスクが高いため、さすがに同じバスに乗り込むわけにはいきません。そうなるとタクシー、もしくは自家用車を用意する必要があるでしょう。
一番厄介なのが、ターゲットが車で出勤する場合です。この場合はあなたも車で移動しなければいけませんが、運転免許を持っていない、もしくはペーパードライバーだったらこの時点でアウトです。そういう場合には運転免許を持っている姉妹や友人に運転を頼むといったやり方も考えられます。
最も尾行に適しているイメージがあるのはバイクですが、乗り慣れていないと事故を招く可能性があります。さらに、夏は暑く、冬は寒いため体調を崩さないようにしなくてはいけません。
また、大型バイクの場合、排気音などで存在がバレてしまいやすくなります。また、あまりに車両に近づきすぎてしまい、車に乗っているターゲットに存在がバレないようにしなくてはいけません。
尾行や張り込みをするなら移動手段以外にも確保しておきたいものがあります。
それは撮影機材です。
もちろんスマートフォンでもうまく撮影できなくはないですが、深夜や大雨で天候が悪い日はスマホのカメラでは肝心の顔までしっかり撮影できないことがあります。
「高級なカメラなんて使い慣れていない」「うまく撮影できるかわからない」という不安もあるかもしれませんが、そこまで高い機材を使いこなす必要があるというわけでもありません。
こちらもカメラに詳しいお友達や家族に聞くか、購入やレンタルの際に担当者に確認するといいでしょう。とにかく、浮気の瞬間をうまく撮影できるようなカメラをちゃんと用意しておきましょう。
個人で張り込みや尾行をする時に気を付けたいこととは?

個人で張り込みをする時、何に気を付けなければならないのでしょうか。
まず、絶対に目立たないことです。
ターゲットにあなたが見張っていることが即座にバレてしまったら、もう浮気調査どころではありません。服はできるだけ地味にして、車も目立たないようにしましょう。変装もやりすぎてしまうと逆に目立ってしまいます。夜なのにサングラスをかけたり、昼のオフィス街で黒ずくめの格好をしていたりと不審者のような格好をすると、逆にあなたが警察に捕まるかもしれません。
もうひとつ張り込みで大事なのが、その場を離れないということです。トイレに行きたくなったとしても、大事な場面では我慢しなくてはいけません。お腹が減っても、眠たくなっても、体調が悪くなったとしてもその場にとどまらなくてはいけないのです。
ただし協力者を得て複数の人物で張り込みを行うことができるなら、交代でお手洗いに行ったり休憩を取ったりすることもできるでしょう。余裕を持って張り込みをすることができれば、証拠もうまい具合に集められるかもしれません。
では尾行の時にはどうしたらよいのでしょうか。
尾行はターゲットをつけて歩くだけだから簡単と思われるかもしれませんが、そんな事はありません。あまりにジロジロと見すぎてしまうと相手も気づきますし、相手が警戒してしまったらもう終わりです。
それだけではありません。相手が建物に入ったら出入り口をチェックして、自分が見張っている以外の扉から出ていかないか注意しないといけません。
また、急にタクシーに乗られてしまった場合には単身では追いかけられなくなることもあります。こういう時にも協力者がいれば便利です。1人は車で、もう1人はバイクに乗って移動すれば連絡を取り合いながら相手を尾行できます。
自力で浮気調査するなら、証拠を集めることに注力する!
浮気調査や不倫調査を自分でする場合、絶対にやらなくてはいけないのが「きちんと証拠をとる」ことです。本来であれば、性行為をしている瞬間を撮影できれば絶対的な証拠となります。しかし、そんなことはほぼ不可能です。
その代わりに証拠となるのが、ラブホテルや浮気相手の家に出入りしている画像や動画などです。顔をちゃんと撮影するように徹底しましょう。反対に言えば、いくらキレイに撮影できていても、顔が写っていなければ証拠になりません。
カメラの扱いに慣れていない人は動画で撮影しましょう。動画であれば、もっとも明確に顔が写っているところを切り出して画像にすることもできます。ただし、動画であったとしても、やはり顔が写ってなければアウトです。
さらに、こういった動画や画像を撮影する時に気を付けたいのが私有地への侵入です。不法侵入は警察に通報されますので絶対にやめましょう。撮影しやすそうだからと言って勝手に人の家の庭先や駐車場に入る行為は、プロなら絶対にしていません。
尾行や張り込みがバレたらどうする?
では、もし尾行が見つかってしまったら、どうしたらよいのでしょうか。その時のために言い訳を考えておけば、相手が単純な性格であったときには役に立つかもしれませんが、ほとんどの場合は言い争いに発展するはずです。言い訳をしても相手を刺激するだけですし、逆ギレしてしまったらもっと面倒なことになります。素人が尾行調査をごまかす方法はほとんどありません。
まとめ
このように尾行や張り込みにはたくさんの準備と経験、そしてテクニックが必要になります。興信所に浮気調査や不倫調査を頼んだら費用がかかるから気が引ける…と考えていたあなたも、これだけの手間を一手に引き受けてもらえるのですから、それだけの価値があると意見が変わるかもしれませんね。
仕事や育児が多忙な方、撮影機材や運転に慣れていない方、ターゲットの警戒心が高く尾行が難しそうな場合は、気兼ねせずに興信所に依頼してしまった方がいいかと思います。自分で調査をすることももちろんできるとは思いますが、より確実に証拠を集め、離婚をして、慰謝料や養育費をもらう取り決めをしっかりしたいと思うのであればプロに一任した方が良いでしょう。
投稿者プロフィール

- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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