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探偵コラム

横領事件の多くはギャンブル依存症が原因で起きている

会社のお金を横領する事件は、度々ニュースで取り上げられています。その多くは大手企業や誰もが知るような企業の話ですが、実際には少額の横領事件であればかなりの数が起きているようです。認知度が低い会社名であったり、会社と本人で示談が済んでいて事件にしなかったりするものを入れると今日もどこかで横領事件が起きている……というくらい頻発しているでしょう。

横領を起こす理由として真っ先に挙げられるのは、ギャンブルです。どうして会社のお金に手を付けてまで横領事件を起こしてしまうのか、ギャンブル依存症はどのような病気なのか、などを中心に話を進めていきます。

横領事件を起こす理由とは

警視庁の犯罪統計によると、横領事件として処理された事件は年間1,000件ほどとされています。この数字は認知されている数のみであるため、その何倍もの横領事件が起きていると考えるべきでしょう。会社にとってマイナスイメージとなる横領事件は起きてしまっても、それを表面化させたくないと思っているため、示談や解雇で済ませているケースはいくらでもあるはずです。実際に横領事件が起きたとき、犯人はどのような理由から事件を起こしたのでしょうか。

ギャンブル

いちばん多いのはギャンブルを理由に横領事件を起こすケースです。パチンコや競馬、競艇などあらゆるギャンブルに考えられないくらいのお金をつぎ込んでいます。ギャンブルをはじめた当初は給与の範囲内で行っていますが、段々賭ける金額が増えていき、まずは消費者金融に借金します。

消費者金融の借金ができなくなってしまうと、友達や同僚にお金を借ります。ここでまわりの人が気付いてどうにかできればよいのですが、借りられるだけ借りるという展開に。なかには、このときに闇金から借金をしている場合もあるようです。

風俗やホスト

風俗やキャバクラなどの女性に入れあげる、特定のホストに貢ぐ……という理由もあります。お金があってからこそ相手にしてもらえていることを分かっている場合もあれば、本気で振り向かせたいために指名をしているようなケースもあるとのこと。

この場合もギャンブルと同様で、自分のお金で通えなくなると消費者金融に借金、まわりの人や闇金を利用することに。借金返済は当然できなくなるため、会社のお金を横領するという流れです。

風俗やホストに会う、相手にしてもらうためにはお金が必要であるため、自分の欲求を満たすために借金をすることを疑問に思っていません。その後の返済についても考えておらず、当事者以外からは理解できない行動だと思われます。

ぜいたく品の購入

高級車やブランド品、宝石……風俗やホストのように誰かにお金を使うのではなく、あくまでも自分が欲しいと思っているぜいたく品の購入のために横領をするケースもあります。同僚からすると、あまりにも持ち物が高級品だったり、羽振りがよかったりするので、どこからそのお金が出ているのか疑問に思いつつも、まさか会社のお金を横領しているとは思っていません。

まわりの人にお金持ちだと思われたい、高級品を購入数するときの高揚感がたまらない、さまざまな理由が背景にあります。

愛人に貢ぐ

過去に多額の横領事件があった際に、愛人に貢いでいたというケースがありました。愛人に貢ぐといっても、その金額は総額数千万円以上となっており、マンションを買ってあげたり、お金をまとめて渡していたりしています。

愛人側もこんなにお金を持っているのはおかしいとうすうす気が付いている場合もあったはずです。遺産相続をしたから、保険の満期が来たからといった嘘を理由に貢いでいきます。愛人が借金を抱えていて、横領したお金でまとめて肩代わりするような話もあります。

ギャンブル依存症はどのような病気?

ギャンブルをまったくしない人からすると、横領にまで手を染めてしまうのは理解できないと思われます。ギャンブル依存症というのは、さまざまな依存症のひとつです。どのようにして起こってしまうのかみていきましょう。

ギャンブルにのめり込む

会社の帰り、仕事の休みの日、空いている時間はギャンブルにのめり込みます。仕事中もギャンブルに関する情報をスマートフォンでチェックしたり、ギャンブルのことが頭から離れなくなったりします。また、ギャンブルについての話が多く、口を開けばギャンブルの話をするのが特徴的です。

ギャンブルを中心に生活をしているため、その他の用事は気にしなくなるでしょう。家族がいる場合でも、休みの日は一人でパチンコ屋に行ったり、競馬をしていたりします。

ギャンブルに使うお金が増えていく

ギャンブルをし始めた頃はほんの数千円くらいしか使っていなかった、もしくはお小遣いの範囲内でしかしなかったのに、賭けるお金が段々増えていきます。1回のギャンブルに数万円以上を使うのが当たり前になっている、数十万円のお金を使うようなことがある場合はかなり危険な状況だと考えておいた方がいいでしょう。

負けたお金をギャンブルで取り戻そうとする

ギャンブルはトータルしてほとんどの人が勝てないようになっています。誰でも勝っていたら、パチンコ屋の運営資金や従業員の給料は支払えません。競馬や競輪も同じことです。

ギャンブルで負けたとき、普通であれば取り戻すという選択肢はありません。負けたので止める、通えなくなるのが一般的です。それを、多額のお金をつぎ込んで取り戻そうとします。このような状況になっていたら、依存症だと思っておいた方がいいでしょう。

ギャンブルのことで嘘を付いたり、お金を借りたりする

ギャンブルに行くと家族にはいわず、「友達と会う」「ちょっと仕事をしてくる」といいます。また、ギャンブル資金を得るために、消費者金融に借金をしたり、嘘の理由でお金を調達したりします。たとえば、奥さんに「会社の人が転勤で送別会があるからお金がいる」といって、1~2万円都合をつけます。

このような小さな嘘が段々大きな嘘になり、最終的に借金、そして横領となるのです。

まとめ

ギャンブル依存症は会社のお金を横領する理由としてよく聞かれます。ギャンブルをする人であればその可能性がゼロではないと思っておいた方がいいでしょう。横領をするまでに、さまざまな嘘を重ねていくのが特徴的です。ギャンブル依存症の場合は病気でもあるので、治療をすれば効果も出ますし、横領まですることもないでしょう。まわりの人や家族が犯罪を起こす前に気づき、手を差し伸べることができれば立ち直ることができます。

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